辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower」
会期/2015年10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
時間/12:00~19:00 *最終日は17時迄
会場/ギャラリーみずのそら http://mizunosora.com
住所/167-0042 東京都杉並区西荻北5-25-2
交通/JR西荻窪駅・北口より徒歩10分
電話/03-3390-7590
搬入日にお手伝い頂きました:けろさんのブログ。超絶感謝です。
会期/2015年10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
時間/12:00~19:00 *最終日は17時迄
会場/ギャラリーみずのそら http://mizunosora.com
住所/167-0042 東京都杉並区西荻北5-25-2
交通/JR西荻窪駅・北口より徒歩10分
電話/03-3390-7590
このブログでの関連記事:http://tsujikeiko.blogspot.jp/search/label/e40
搬入日にお手伝い頂きました:けろさんのブログ。超絶感謝です。
(駅から徒歩を少なくするには、バスをご利用ください。同駅北口より、
2バス停先の「西荻北5丁目」を下車、バスの進行方向にもう少し進むと、
左手にタバコやがあります。そこで左折、右手の電信柱に注目。画廊の
広告・案内がありますのでそこを細い道に右折です)
HASAMI BOOKS -4「A Heaven in A Wild Flower」:この展覧会に
合わせて、初個展から近年まで切り絵以外の作品を含む小冊子を刊行
いたしました。切り絵・説明文・後書きは辻恵子、序文は初期から
作品を御覧頂いているロバの本屋(*)の店主いのまたせいこさん、
お願いしました。12P、100部刊行です。
SPECIAL THANKS : 案内状は、下記の場所などに置いて頂きました。
SPECIAL THANKS : 案内状は、下記の場所などに置いて頂きました。
in-kyo、NAOT TOKYO、cafe+gallery芝生、カワウソ、CAMERA、西荻
案内所、中川ケミカル(CR DESIGN CENTER)、jokogumo、ポポタム、
senkiya、イリアス、橙灯、hono bono、古書ウサギノフクシュウ、
トムズボックス、Amleteron、旅ベーグル、café NOMAD、谷中ボッサ
輸入雑貨店nico、pinpoint gallery、Negla、Syuro、ハルカゼ舎ほか。
配布をお手伝いくださった、おこめやまさんにも感謝。
<会場内のカフェでのイベント>
10/3(土)高橋ピエール・ライブ 10/10(土)~10/12(月/祝) あゆみ食堂
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 会場写真 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
東京・西荻窪の住宅街にある画廊ギャラリーみずのそらでの
個展は、2013年の「K for KIRIE」につづき、二回目の開催
第40回目の個展。入口には、カッテイングシートで題名を
貼り付けました。→ 貼り付け中の光景はこちら。
会場写真は、白水公康さんが撮影してくださいました!
ありがとうございます。(このレポートでは私が撮った
ものと、混じっています、キャプション参照のこと)。
入口を入って左手には、初期からの作品がずらり。
左の、墨で描いた女性像は、10年前、2005年に根津のcafé NOMADで
開催した個展で展示した作品です。切り絵作家としての活動が多いため
お見せする機会は少ないのですが、切り絵以外の絵も描いています。 :)
初めての絵本「かげはどこ」のお仕事(2013)のような、貼り絵作品も
展示しました。台紙にしたのは、友人の古道具店"ネグラ"から頂いた、
古い紙のコースターです。白い模様を踏み台に見立てて、その上で
人物像が遊んでいるように配置しました。切り絵や貼り絵が面白いなあ
と思うのは、こうやって、背景や配置を後で決められること。筆で描く
絵も、画像加工ソフトを使えばアレコレできるけれども。この人物像は
数年前に制作して、貼り付けたのはこの個展直前でした。なので、制作
期間が長〜く、なりました。笑。
自分でいうのも何ですが、独自の、誰に習ったでもなく
作り始めた、元々ある色を活かして切り出す私の切り絵
作品、初期は、学校で描いた/失敗した水彩画を破いた
ものを多く使っていました。当時は塗り足すことも多く
この絵も、足の部分をダーマトグラフ(クレヨンみたい
な筆記具)で塗っています。このような、解説的な作品
展示のほか、水彩画の失敗作を使い終わった頃に夢中に
なった(&いまでも大好きな)新聞紙を使った作品や、
切手の作品も展示しました。
↓
同じ「つ」という文字からも、別々のカタチが出てくるものだとか…
↓
右はじに写っているピンク色の小さな額の作品は…
↓
ロゴマークを切った作品。小さな街の主催者だった小野さん、今は長野に
お住まいなのですが、会期中にドッキリ番組のようにふらっといらして
くださいました。会期中、このロゴマークを切り絵にした、別の作品の
絵葉書を販売しました。とても人気で、よかった。
カッテイングシートだけではなく、私らしい素材・
新聞紙で作ってみたり…(これは、凧みたいね!と
おっしゃる方が多かった。たしかに。笑)。
↓
画廊内のカフェスペースには、画用紙にカラーインクで模様をつけたものから
何人もの人物像が切りだされたもの、も展示しました。写真一番上の左側には
昨年の10月にフランスで日仏蘭のアーティストで展覧会をした時のポスター、
それから、ここには写っていませんが、カフェで図柄を私が制作した手ぬぐい
ドラマ「紅雲町珈琲屋こよみ」の手ぬぐいも赤青両方、展示しました。"これは
売っていないんですか?"と数人に仰って頂きました。ありがたい。
第40回の個展、ということで、切り絵に限らず、今までのいろんな活動も
紹介。こちらは11年前、2004年の豆本展のときに制作した作品で、
「よ」は水彩画での挿絵が、「ひ」は切り絵での挿絵が入っています。
今まで見せたことがなかった新作・旧作も左は、切り文字などを
作るときに出る残りの紙・切り端を見る度に、これで抽象画を
作ったら楽しいだろうなあ(というか、楽しいなあ)と、時々
作っていたのですが(→ たとえばコレとか)、展覧会で発表
したのは今回が初めて。というわけで、説明文を手書き文字で
書きました。それから、右側は学生時代に制作した立体作品。
文学科にいたので、宿題などではなくって、自主的に作ったの
ですが、第40回個展会期が始まってから、部屋で彼らと「目が
合って」、あ、会場に連れて行こう!と思ったわけです。制作
してから長い時間が経つと、まるで他の人の作品のように、
客観的に「イイネ!」なんて思えるんだなあ。と実感したり。
あ、左の写真が、先述の、切り文字を作ったときに
生まれる切れ端で作った作品です。自分で「これを
作ろう」と思って作ったのではない・意図しない形
を組み合わせて作るのは、もしかしたら、新聞紙等
に、元々ある色を活かして切り出すのに似ている
のかも。作家の作りたいもの、よりも素材が偉い。
右の写真の作品は、コニカミノルタプラザ内に
あった「エコの森」での展覧会のときに初めて切手
作品を発表した、その一つ。大好きな作品の一つ。
(個人蔵・自分で)。
切手作品は、小箱に入れた作品も制作しました。
左側の作品は、昨年のフランスでの展覧会で
ご一緒したユーディットさん(オランダの方)
から頂いた切手の中から。右側は、箱の方に
ご注目、というか…大正時代、つまり約百年前に
作られた紙箱だそうです。友人の古道具店で、
目がハートになった容れ物。箱をあける、という
少しドキドキ、ワクワクするのを楽しんでもらえ
たらいいなあ、と、香港の切手で作った作品を、
ペニンシュラ(香港のホテル、の東京支店)の
チョコレートの箱に入れてみたりとか。
また、一点だけ、紙を切って起こした作品も展示しました。
カフェに飾った作品と同じく、カラーインクで模様をつけた
紙が素材となっています。たまたまポチッと落ちたところを
緑色の目にして、寝そべる帽子をかぶった女の子。その足元
には白いチューリップ、があるのに女の子は目の前の白猫に
夢中です。普段、題名をつけることはマレなのですが、これ
は何となく「花よりニャンコ」と呼んでいます。こういう
切って・起こす作品は、蘇敏怡さん、キキ・ウォンさんの
作品を切り起こした香港での合同展のことを思い出します。
ともあれ、個展が終わってから時間がかかりましたが、やっと展覧会の
ご報告ができました。第40回個展「A HEAVEN IN A WILD FLOWER」
お出かけ下さった皆様、ご協力頂いた皆様、誠に有難うございました!
関連記事は、こちらでご覧いただけます。上に載せた以外の会場や作品
写真もございますので、是非ごらんください。
↓
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