今日は立ち寄りたい場所、出来る限り巡ろうと外出。近日、
しばし立ち話。ベーグルは売り切れの時間帯だった。物販の
カセットテープを買って、またね。これからオノ・ヨーコ展
見てくるんだあ、なんていって別れる。明日は営業最終日。
*
後日写真追加
↓
旅ベーグル、東京・谷中での営業は2015/12/13まででした。
独特の雰囲気を持つ(たのしい)店主で、たしか初めてお会い
制作しているzineの展示即売会が、私の会期の直前だったの
でした。(2012年4月が旅ベーグル、5月が私の隣の会期)。
先の10月の私の個展最終日にも、大塩あゆ美さんの
ランチや、リンゴをのせた"おやつベーグル"のため
ベーグルを焼いてくれました。
私が関わったドラマの(とても大きい)ポスターを
お店に貼ってくれたのも、どうもありがとう。
四国、行ったこと無いのだけれど、ベーグル目当て
で、いつか、行ってみたくなっています。猪熊
弦一郎の美術館も、いきたいなあ。ぽわーん。
*
オノ・ヨーコ作品は、文字のものやコンセプチュアル・
アート的なものも多いから、というのもあるけれど、
名前に力があるよなあ、と入口のポスターを見上げる。
YOKO ONO、と英字で書いたときのマルの多さだとか。
y ◯ k ◯
◯ n ◯
漢字表記すると、この御名前はどう書くんだろう?と
思ってたら「洋子」だった。洋=広く大きな海、外国。
名は体を表わすなあ。筆跡を臨書してみる。「小」と
「子」の字が、とても小さく書かれている反面、「野」と
「洋」は大きい。「SMALL」と「CHILD」は小さく、
「FIELD」と「SEA」は大きい…と、書き写して気づく。
展覧会のタイトルにもなっている「私の窓から」の
シリーズは、ニューヨークのセントラル・パークを
望むダコタハウスの窓際で、テーブルを挟み見つめ
合うヨーコとジョン・レノンの写真や、襲撃され、
血に汚されたジョンの眼鏡と、その隣に供えられた
(?ように見える)コップの水。同じ写真が数枚づつ
横に並んでいる。しかし、まったく同じではなく、
横に行くに従って、段々と明度を失っていく。気を
失う、又は死んでゆくように。先日、夜道を歩いて
いる時に、闇で見る景色の無彩色に気づいた。あ、
なるほど、光があるときに色彩が見えるのか!と。
【死や眠りと闇(黒)と無彩色】と、【生、起きて
いる状態と光(白)と色彩】という図式が、腑に
落ちた。彼女が体験した、愛する人を殺人により
失う、という事を他人である来場者が再体験する
かのような感覚。調べてみたら、ジョンが殺され
たのは、40才だったそうだ。今の私と同い年。
*
本を読む代わりに本の文字数を数えて。
とか、どこに行ってもパチンコ球を一粒
残していきなさい(原文英語)…など、
指示書のような文字作品も、端から全部
読んでいく。うわー。すごい!と即座に
分かる・分かりやすくはない。藝術って
何だろう?どういうことだろう?と考え
させるような、決して派手ではないけど
深い展覧会だった。美術館で昼食を食べ
近くのお店を覗いて、駅に移動する。
公園の紅葉がきれいだった。
青空に、オレンジ色に近いモミジ。
(光、あってこそ)。
空には白い雲。木々に小鳥がさえずっていた。
\ピーピー/
本当はもう一つ行きたいところがあったけれど、
谷中(ベーグル店)→ 清澄白河(美術館)→
外苑前(友人のアトリエ)で、長い散歩はお終い
のアトリエで、コロンビアのバッグの展示会。
7月にお会いできたオオヤコーヒーのオオヤミノル
さんとも、再会。あれこれ試飲させて頂きました。
るみさんと、あれこれお喋り。同業だからこそ、
ああ、分かる分かる〜、という事が多い。単独で
活動している人が多い業種だけに、ああ、これは
私だけじゃなかったんだ〜とか、ホッとする。
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