今日は久しぶりに線画の仕事。というか、依頼主に「こんな感じの絵」と
見ていただくための一枚を制作。(OKいただいたようなのでチラ見せ)。
線を整理したほうがいいかな、と絵をライトテーブルに乗せて、なぞって
みるものの、「二番煎じ」の線のつまらなさにびっくりして、最初に
下描きなしで描いた絵を選びました。次回個展で刊行する「貼り絵の
作り方」のデザイナーとのお仕事。詳細、発表してもよくなったら、
またおしらせしますね。お楽しみに。
真っ白い紙に絵を描く、というのは、新聞紙などを素材に切り絵を作る事
が多い私には何だかすごく贅沢な気分というか、えっ、描いていいの?
という気持ちになります。それはもしかしたら、手塚治虫が少年時代に
紙が不足していて、タバコの包み紙(箱?)の裏に絵を描いていた、
というエピソードを小中学生の頃に漫画で読んだのがすごく印象に残って
いて、その影響かもと思うことがあります。私自身も学生時代などは、父
が絵コンテを描いたコピー用紙の裏に鉛筆がちびっこくなるまで絵を描く
だけでなくトリミングした端切れををさらに貼りあわせて絵を描いたり
してたなあ。紙は大事にしないとね。
暑い中、じっとしてたので少し散歩がてら、個展の案内状を一枚ポストに
入れにいきました。個展会場への第一便も発送。刷りたてホヤホヤの、
今日、京都の印刷工場から届いた絵葉書を袋に入れ、シールを貼る。
京都→東京→奈良に旅する絵葉書。「な」「ら」と並べるための増刷。
「ら」という活字を素材にした切り絵です。元々は個展の案内状で、
「ら」ぬき言葉にかけて、装幀にも登場したことがあります。
そして「とと姉ちゃん」オープニングの原画を一枚、額装。あの絵が
見当たらないなぁ、と思っていたらスキャナにはさまっていました。笑。
エンゼルフィッシュの絵。宇多田さんのMVの人魚も展示できたらと思って
いるので、会場のNAOT NARAが水族館的な雰囲気になるかもしれません。
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