2024/07/25

木坂涼・辻恵子の絵本「かげはどこ」(単行本版)



*関連記事のトップに来るように、投稿日時を調整してあります、

単行本が出たのは、2019年9月です。

★2024年7月で、一度品切れ(流通が止まる、絶版にはしないそうなのですが…)。
 古書店や図書館でご覧ください。リクエストは出版社にお手紙などで。(笑)




2003年に福音館書店の月刊絵本として刊行された絵本「かげはどこ」が、2016年9月10日に単行本として発売されました。詩人の木坂涼さん・作、辻恵子・絵。辻にとっては初めての絵本のお仕事でした。

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の冒頭映像や、その主題歌・宇多田ヒカルさんの 
歌う「花束を君に」のミュージック・ビデオ等と同じく、手や脚など、パーツごとに製作して張り合わせた貼り絵で製作した絵です。

実を言うと「とと姉ちゃん」と「花束を君に」にも、この絵本製作時に自身で加工  (厚紙を裂いて着色した)紙を一部、使用しています。月刊絵本が単行本になることは多くなく、"石の上にも3年"、ならぬ"石の上にも13年"、だなあ、と感慨深い、うれしい出来事。

ある意味、「とと姉ちゃん」効果なのかもしれません。肝心の絵本の内容は、題名どおり、影について。 

★KUMONの読み聞かせ支援サイト「ミーテ」でご紹介いただきました:
http://mi-te.kumon.ne.jp/contents/article/11-3030/

★絵本ナビでのレビュー(月刊絵本として刊行したときのもの)は  
こちらです: ehonnavi.net/ehon00_opinion.asp?no=6006  


主人公の少年が、水でゆれる影、階段の影、伸びる影…身近でありつつ不思議な存在、影と接するお話。韓国でも単行本になっていて、何回か「重版出来!(しゅったい)」しています。日本でも、どうぞ、末永く読んでいただける絵本となりますように。      


追記:2021年12月に日本で3刷!ありがとうございます。



*原画は、2003年に東京・御茶ノ水のギャラリーf分の1での個展「KIRIE +EHON」で展示したあと、2016年の佐渡島でのイベント「ハロー!ブックス」、九州小倉での作品展
2018年の三重県での叔父との二人展、2019年の東京・ニエンテでの辻恵子作品展、で展示しました。







2020年5月に接力出版社より中国語版が刊行されました。元々、この絵本が刊行された時の・福音館書店の月刊絵本「ちいさなかがくのとも」シリーズからの選書12冊のうちの一冊で、外箱にも辻恵子の絵がメインビジュアルとして起用されています。 





   




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