2020/08/06

ハモで思い出す京都旅、アンネとコロナ禍の生活





2020/8/6:夏になると食べたくなるハモ(鱧)、東京ではなかなか売っていないので取り寄せたのを頂いて、つくづく品のいいスタミナ食(?)だなあと思いました。ウナギに似た魚なのですが。   




鱧というと、大抵、湯引きしたものに梅肉をつけて食べるのが私の中での定番で、天ぷらなどの調理法があるのも知っているけれど、「そんなそんな、滅多に食べられないのに、勿体ないです!」と、他の調理法で食べたことはなかったのですが…、

二年前、京都を旅するのを取材していただいて、少し文章も書いて、というお仕事があったときに、フレンチ風に調理したハモも食べたなあ…と、コロナ禍の、出かけられない状況下で
夢見たりしまいます。以下、その時の様子をブログに書いた中から引用:
    
「なごみ」8月号の記事で、三つ、やりたいことを挙げた中に「美味しいものが食べたい」という欲望をあらわにして恥ずかしいようなことを入れたのですが、ここのレストランで頂いた お料理は、多少なりとも旅疲れをした体に入った途端に、目がキラーン!となるくらい   
お、美味しい!(そして絵のように美しい盛り付け、給仕の方々の所作)と、いや、美味しいものを食べているときは確実に幸せだな!と、再認識するような幸せな時間でした。 
   

あと、ここには書いていないのだけど、その給仕の方が、「こちらは、ハモを…(なんとかかんとか)」と説明を始めた瞬間に、つい「ハモ!」と声を発してしまい、「…お好きですか」「…はい」なんて会話をしたのも思い出すたびに笑ってしまうエピソードです。 
  
36時間わたしの京都観光 12通りの1泊2日

なかなか気軽に旅ができない昨今ですが、脳内旅行やいつかまた旅ができる状況になったら行こう、というイメージ膨らまし材として、いい本かもしれません。「36時間わたしの京都観光 12通りの1泊2日」という単行本です。是非に〜。             




ハモを食べた数日後、アンネ・フランクの話をTVで見かけました。もし彼女が生きていたら、今年91歳だという話。そしてまた、ハモが京都の旅を思い出させたように、アムステルダムを含む旅をした時のこと(旅日記、長いです、所々画像が見られない、など不備あり)…を思い出して、読み返してみたら、当時とはまた違う感覚で、自分の書いた文章を読みました:




アンネが隠れていた部屋のある建物の前を通ったときに、聞こえてきた教会の鐘の音を聞いて、彼女もこの音を日常的に聞いていたのだろうな、いつ出られるとも知れない外の世界を夢見ながら…というような部分、コロナ禍の東京で、気軽に会いに行ったり、友達と楽しくご飯を食べたり、ということが難しくなっている昨今、数ヶ月のあとに読むと、まあ、アンネよりはだいぶ、大幅に自由で気ままな生活かも知れないけれど、前にはなかったシンパシーを感じてしまいます。




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