2014/10/08

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:ハーティさんのアトリエへ







「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)フランスでの「PAPIER- 紙」でご一緒
するオランダ人アーティスト・Maartje Jaquet(マールチェ・ジャケット)さんの
お姉様・Gertie Jaquet(ハーティ・ジャケット)さんは、私のオランダ人の友人
たちの中でも一番最初にやりとりをした人であり、今回の旅でやっとお会いできた
方。マールチェさんが美術よりであるのに対して、ハーティさんは絵本作家であり
イラストレーター、といったかんじ。絵本を送り合ったりしていた仲。この日は 
直接会うのが二回目だったのだけれど、不思議と余所余所しい感じがしない。  
アムステルダムに居るんだったらここに行ってみて、と日本人の仕事仲間が教えて
くれた店、にハーティさんに連れて行ってもらう。写真は、家具インテリアの店。





そして、教えてもらった本屋さんBoekie Woekieへ。絵葉書や小さな豆本や、

「すずしい風」と、たどたどしい筆跡で書かれたパラパラまんがのような本等 
楽しくて、滞在中もう一度出かける。Maartjeに話すと、店主はスイスの方で
彼女が作った映像作品(ここで見られます)にも声で出演してるとか。後日、
手に入れた本についてはブックシェアについて記事でどうぞ。→ 【こちら




最初に行った日しか会えなかったけれど、秋田のキモスイみたいなブワッとした

黒猫が、いました。私に気づくと、いらっしゃーい、とズンズン近づいてきて、
すーっと奥にUターンしていきました。                  







テクテク歩いて、Gertieのアトリエに向かうまでに観光客がパシャパシャと写真を

撮る銅像がありました。「あれは何?」「アンネ・フランクの像よ」。御多分に 
もれず、私もパシャリ。にっこりしてはいけなかったかしら、と後で思う。いや、
いいのかしら?アンネ・フランクの家のあとは博物館のようになっていて、入り口
前は長蛇の列でした。すごい人混みだ、と眺めて通り過ぎる頃、近くの教会の鐘が
鳴りました。アンネもきっと、この鐘の音を聴いたのだろうと想いを馳せました。
狭い部屋で、いつ出られるとも知れない外の世界を夢見ながら。        





しばしの単独行動ののち、Gertieさんのお住まいを見せてもらう。
彼女のFlickrで見たことがある、窓からの景色。窓辺に並ぶ陶の 
作品もGerieさんの作品。かわいらしいものがあちこちにある。 




何人かのアーティストでシェアしているというアトリエに移動して、スタンプの

作品を見せてもらう。手帳や、頂いたグリーティングカードの中にペタペタと 
押させてもらう。楽しい。押させてもらうだけで十分楽しい、止まらないわ。 
と言うも「どれか選んでちょうだい、あげたいの」とGertieさん。どんぐりの 
ような顔のものを選ぶ。何となく私の顔に似ている気がして。左のセットも  
頂いてしまった。行く先々で、歓迎されている感じ、ひしひしと感じて、ああ、
来てよかったあ、私、恵まれてるなあ(恵子、だけに)と思う。ものっすごく 
英語が上手ってわけでもないのですが、学生時代の私、勉強しておいてくれて 
ありがとう、おかげでこうやって通じ合えてます、とも思う。たぶん、同じ  
図式で、今やっていることで後々の自分のアレコレが変わるんだろう、とも。 
…しっかり、生きねば。笑。                       

2015年、9月追記


このスタンプは、取材を受けた書籍「手紙のある暮らし」にも登場しています。




アトリエの引き出しには一杯、スタンプが。わー、これも可愛いなあ。
押してもいい?と、移動しないといけない時間ぎりぎりまで見ていた。
植物系のばかりが入っている引き出しもありました。        



Getieさんに押してもらった大きなスタンプも、 
折らないように大事に日本に持って帰りました。





アトリエを後にして、二人で滞在先のMaartjeさんの家に移動する。








「あっ、ちょっと待って!あれ撮りたい」と私が言うと「ふふふ、"FP"ね!」と
Gertieさん。こういうとこ面白がってしまうとことか、通じあってる気がした。







滞在先の/Maartjeさんの家に到着。来客者を待つ。少年たちは先に夕食。







  \HEY, WHO ARE YOU !?/

オランダに来て最初にお世話になったノリコさんの家にも、次にお世話になった
マールチェの家にも猫が居たのですが、知らない人には警戒モードの子たちで、
こうやって遠巻きに「…誰ですか?」と観察しに来るくらいでした。(泣)  






そうこうしている内に、来客到着。たまたま同じ時期にアムステルダムに来ていた
東京の友人たち。こんな偶然もあるんだ!夕ごはんでも食べようよ、というわけ。






日本でわたせばいいようなものだけれど、日本を発つ前に「よう」さんにあげたい
作品(かなり前に制作した、「よう」という文字から切り出した)絵を見つけた 
ので、スーツケースの中に忍ばせていたものを、プレゼントする。感涙するほどに
喜んでもらえて、うれしかった。上の写真は、Gertieさんが撮ってくれました。 






Jaquet姉妹(GertieMaartje)、日本人の友人たちとインドネシア料理屋さんへ。
オランダ領だったこともあり、どうやらインドネシア料理はポピュラーなようです。



帰り道。中心地の市街地なのに、夜はちゃんと暗いのが良いなぁ。



旅日記、つづきます)



なかなか更新が追いつきませんが、              

この展覧会のための欧州への旅でした:            


「PAPIER - 紙」                             
作家: Maartje JaquetJudith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)         
会場: Le Poulailler                       
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    




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