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2021/12/27

旅番組でハールレム門と再会

 


2021/12/27:すごく前・7月に再放送されたオランダを旅する番組を録画してあって、この
コロナ禍で東京都内ですら自由に出かけようという気にならない昨今、楽しかった欧州旅: 
https://tsujikeiko.blogspot.com/search/label/eut(旅日記、すんごい長いです)…の思い出のあるアムステルダムの景色は、行けないからこそ観るのが辛いような気持ちもあり、「えいや!」と、観られる気持ちになるタイミングまで、とっておいた感じがあった。

番組の中には、自分が歩いたことがありそうな場所も写っていて、もしかして知り合いが写っていたりして?まさかなあ?と思いつつ観ていたら、なんだか既視感がある風景が。ここ(このブログ、下)に載せてあるのは番組のものではなく全て自分で・現地で撮った写真ですが、地面が直接、噴水になっている広場、そしてその向かいに門…。うーん、似てるよなあ、あそこに…。


と、この門に住んでいた友人に聞いたら、既視感は当たってました。部屋の中を訪れたことがある場所、で友人が長らく住んでいた所。(今はお引越し後)。人との再会じゃなく、建物との再会・しかもテレビ番組で!ってあるんだなあ、と驚いたり、当時のことを思い出してワクワクしたりしていました。Haarlemmerpoort、ハールレム門という名前だったようです。         


素敵な門構え、門の中が集合住宅になってるってすごい。


門の上から見た広場の景色



素敵な街です、アムステルダムいつか再訪できるといいな。



2021/01/27

古い建物の話




2021/01/27:久しぶりに前を通った建物、取り壊されていた。古いものが取り壊されて新しい建物が建つというのが日常的な都会だもの、と考えて、いや、アムステルダムなどはン百年前の建物に今も人々が住んでいる(中心地は特に!)と思う。

ブログに記した旅行記のどこかに同じことが書いてあるかもしれないが(長くて見つけづらいです→ こちら)、オランダで泊めていただいた、マールチェさんのお宅で、ここは築何年位なの?と尋ねたら「うーん、運河と歴史は同じ位のはずだから3〜400年じゃない?」みたいなことを言っていてクラクラした覚えがあります。(→ アムステルダムの運河について:wiki)。

建物の長い歴史の中で、何家族も・いろんな人たちが、私がいる、この部屋で暮らしたんだろうなあと想像すると、例えば霊感の鋭い人だったら怖く感じるかもしれないけれども、一人で部屋にいても、なんとなくホッとするような、建物自体が 何かキャラクターを持っているような感じがしました。   








 

2020/08/06

ハモで思い出す京都旅、アンネとコロナ禍の生活





2020/8/6:夏になると食べたくなるハモ(鱧)、東京ではなかなか売っていないので取り寄せたのを頂いて、つくづく品のいいスタミナ食(?)だなあと思いました。ウナギに似た魚なのですが。   




鱧というと、大抵、湯引きしたものに梅肉をつけて食べるのが私の中での定番で、天ぷらなどの調理法があるのも知っているけれど、「そんなそんな、滅多に食べられないのに、勿体ないです!」と、他の調理法で食べたことはなかったのですが…、

二年前、京都を旅するのを取材していただいて、少し文章も書いて、というお仕事があったときに、フレンチ風に調理したハモも食べたなあ…と、コロナ禍の、出かけられない状況下で
夢見たりしまいます。以下、その時の様子をブログに書いた中から引用:
    
「なごみ」8月号の記事で、三つ、やりたいことを挙げた中に「美味しいものが食べたい」という欲望をあらわにして恥ずかしいようなことを入れたのですが、ここのレストランで頂いた お料理は、多少なりとも旅疲れをした体に入った途端に、目がキラーン!となるくらい   
お、美味しい!(そして絵のように美しい盛り付け、給仕の方々の所作)と、いや、美味しいものを食べているときは確実に幸せだな!と、再認識するような幸せな時間でした。 
   

あと、ここには書いていないのだけど、その給仕の方が、「こちらは、ハモを…(なんとかかんとか)」と説明を始めた瞬間に、つい「ハモ!」と声を発してしまい、「…お好きですか」「…はい」なんて会話をしたのも思い出すたびに笑ってしまうエピソードです。 
  
36時間わたしの京都観光 12通りの1泊2日

なかなか気軽に旅ができない昨今ですが、脳内旅行やいつかまた旅ができる状況になったら行こう、というイメージ膨らまし材として、いい本かもしれません。「36時間わたしの京都観光 12通りの1泊2日」という単行本です。是非に〜。             




ハモを食べた数日後、アンネ・フランクの話をTVで見かけました。もし彼女が生きていたら、今年91歳だという話。そしてまた、ハモが京都の旅を思い出させたように、アムステルダムを含む旅をした時のこと(旅日記、長いです、所々画像が見られない、など不備あり)…を思い出して、読み返してみたら、当時とはまた違う感覚で、自分の書いた文章を読みました:




アンネが隠れていた部屋のある建物の前を通ったときに、聞こえてきた教会の鐘の音を聞いて、彼女もこの音を日常的に聞いていたのだろうな、いつ出られるとも知れない外の世界を夢見ながら…というような部分、コロナ禍の東京で、気軽に会いに行ったり、友達と楽しくご飯を食べたり、ということが難しくなっている昨今、数ヶ月のあとに読むと、まあ、アンネよりはだいぶ、大幅に自由で気ままな生活かも知れないけれど、前にはなかったシンパシーを感じてしまいます。




2018/10/24

オランダの友との再会:建築の話と音楽






2018/10/24:

オランダ在住のキヨミさんと再会。

SNS社会の良さは数年間会ってない、遠いとこに住んでる人とでとも久しぶりな感じがしなくて、明日また会えるかのような感覚で「またねー」って別れられることなのかも、と感じました。

彼女は写真家で、旦那様のMick Nessさんが東京でツアーをするとのことで、それはぜひ見たい!と、行ったのです。お二人は、私が初めて欧州旅をした4年前に、アムステルダムでお会いした方々。

詳しそうな人たちに、どこかオススメは?と尋ねていたら、某編集者の方が、美味しい店でも訪れるべき場所でもなくキヨミさんを紹介してくださったのです(なんと粋な!)。→ その時の日記はこちら

その時に、ミックさんが車を出してくれて、近代建築の面白いところをだーっとドライブで
見せてくださったの、なんでかなあ、と思っていたのですが、そして、フェイスブックで、このイベントのことを読んだ時、建築談義とライブと…?って、一体音楽と建築とどういう関係が??と、頭の中がハテナでいっぱいになってたのですが、数年越しで腑に落ちました。                    




彼のバンド仲間(ドラムを叩いているピーターさん、ピーター・バンネンベルグ/Pieter Bannenbergさん)が、ミックさん(ミック・ネス、Mick Ness/上の写真)と一緒に演奏しているドラマーでありつつ、NL Architects(上の写真のロゴの建築事務所)のメンバーの一人なのです。リンク先で沢山、素敵な写真が見られますが、建築、詳しくはないけど純粋に、単純に好きな私、ほわー!すごい!素敵!と、写真を撮りまくってしまいました。                  




特に、このユトレヒト大学のバスケットコートは、すごかった。

綺麗な写真はオフィシャルサイトでどうぞ!

ちょっと浮いたような感じでバスケットコートがあって、その下に食堂がある、と。

コートの真ん中の丸いとこが半透明のガラスになっていて、下の食堂の空間から見るとこんな風に(写真・左下)見える、と。

ほうほう、素敵ー、なんて思っていたのですが、更に食堂の調理室の換気扇のダクトが不恰好になっちゃうので、配管をここに(写真右下の赤い矢印のところ)持ってきたんです、って。
わーー。

バスケットコートを囲む支柱を、煙突というか排気口に。オランダに行った時、高速道路の標識だとか、駐輪禁止のタグなど細部に至るまで、グラフィックデザインが素晴らしくてクラクラするほどだったのだけど、この建築のスライドショーを見ていて、 建築も同じだな、と感じる。

デザイン、designという英語の単語は設計という意味もあるし。で、そのデザインの良さというのが、お高くとまっているのではなくて、ちょっと(いや、だいぶ)遊び心もあって、そう来たかー!みたいな、ふふふ、と笑ってしまうような発想で作られていることに感嘆してしまう。

日本だと、何となくお行儀がいいというか、正しかったり、はみ出してないことが良い(出る杭は打たれる)ような風潮があるけれど。より自由で、いいじゃんいいじゃん、みたいな楽しむ心を感じた。



で、その「おおお!」と感動すらした建築家さんが「僕はミックと音楽をやってたんだよね」みたいな話をしていて、てっきり過去形かと思いきや現在進行形で、ドラムを叩いている姿にも感動したり。

ほら、日本だとなんとなく建築家でありつつドラマーとか、いないじゃないですか。そしてミックさん、CDやYouTubeでは音楽を知っていましたが、実は生で演奏を聴くのは初めてでした。おー、かっこいいー! 












最前列で聴きながら、隣人(オランダの方)への微かな親近感。 ちなみに会場はシバウラハウス。以前、イベントで私も作品を数点展示したことがある場所。暗い話ですが、そのイベントの時にご一緒した料理人の友人は今年他界したばかり。彼女を想いつつ厨房を眺めたりもして。ここに居たのにね、と思い出しながら音楽を聴いていました。



盛況のうちにライブは終了。終盤、踊り出す若者たち。




ニューアルバムは本国オランダよりも日本が先行発売らしいです。ミーハーなもので、サインをもらいました。アムステルダムでは短時間しかお会いしてないしミックさん私のこと覚えてるかなー?と心配していたら、だって僕らフェイスブックフレンズでしょ? 見てるよー写真、と言われる。そーでした、そーでした。

SNS社会の良さは数年間会ってない、遠いとこに住んでる人とでもも久しぶりな感じがしなくて、明日また会えるかのような感覚で「またねー」って別れられることなのかもな、と、この日記(?)の最初に戻る。

またアムステルダム、行きたいなあ、ハーティヒッテマールチェ紀子さん可愛い二人にも会いたいなあ、などと夢見てしまう帰路でした。              




2015/07/17

アムステルダムでの展覧会にM.Jaquetさんの所蔵の辻作品・出品












昨年フランスでの展覧会でご一緒したMaartje Jaquetマールチェ・ジャケット)さん
ご自身の作品と彼女が所蔵する作品が、5/18〜7/17にオランダ・アムステルダムの   
Arti et Amicitiaeで展示され、その中に私の作品も含まれるそうです。会期は約2ヶ月と
長いので、オランダにお住まいの方、会期中に旅行でいらっしゃる方、ぜひお立ち寄り
ください。上の写真は、私の作品のポーズの真似をするマールチェさん。この作品を 
含む、3点が展示されています!  【会期終了しました】            


***********************************

(The Artist and her collection; Maartje Jaquet)

日時 2015年5月18日〜7月17日 *火〜金の10AM〜5PMに一般公開
                *少し早めに会期終了したようです

会場 Arti et Amicitiae

住所 Rokin 112, 1012 LB, Amsterdam → 地図はこちら

★マールチェさんのウェブサイトでの情報はこちら(英語)
★会場のウェブサイトでの情報はこちら(オランダ語)


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下記のアーティスト(私ふくむ)の作品が見られるそうです。

フランスでの展示「PAPIER - 紙」でご一緒したオランダ人の
アーティスト(マールチェさんとの映像作品を共作した)、 
Judithさんや、旦那様さまのロヒールさんのお名前も:   

Anna Antonova, Chris Baker, Alison Bass, Marian Bijlenga, Jaap Blonk, 

Turi Braaksma – van Heerikhuizen, Susanne Breuss, Maarten Brinkman, 
Anja Brunt, Patricia van de Camp, Carlomaria, Colombel, Cathy Cullis, 
Eddie D., Rins Dekker, Moritz Ebinger, Cozue Endoh, Fitacola, 
Melle Hammer, Kirsten Haugaard, Femke van Heerikhuizen, Roza Horowitz, 
Jos Houweling, Gertie Jaquet, Maartje Jaquet, Jelle Kampen, Josephine, Kinska, 
Rinaldo Klas, Peter Klashorst, Jean Bernard Koeman, Dana Komjaty, 
Judith Koning, Nicholas Laughlin, Yara van Loghem, Miriskum, Najim Molenaar,
Regula Maria Müller, Frenk der Nederlanden, Tomio Nitto, Ann O’Neal Garçia, 
powerpaola, Angelica Paez, Goran Patljech, Anita Philipsen, Maarten Ploeg, 
Oscar van der Ploeg, Rogier van der Ploeg, Marcel Prins, Sabine Remy, 
Chrystl Rijkeboer, Brigitta Ruven, Lucy Sarneel, Shelley Savor, Herman Schouwenburg, 
Calvin Seibert, James Otto Seibold, Ines Seidel, Noel Sies, Myriam Simons,Martijn Smit, 
Sandra Soss, Straatjutter (Krista Peters), Vivienne Strauss, Su Tomesen, 
Giotta Tajiri, Ryu Tajiri, Keiko Tsuji, Moniek van de Vall, Jim van der Woude, Yano, Marieke Zeeman.

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5/18追記:マールチェさんが、さっそく初日の写真を送ってくださいました







左下の水色の「F」が、辻恵子作品。これは、フランスでの展覧会

PAPIER - 紙」でマールチェさんとご一緒したときに、作品を交換
したものです。*交換した・私の手元にある作品は、この記事の
下の方で紹介しています。                 




左上は、私の年賀状(!:笑)、右下はPAPIER - 紙
マールチェさんと映像作品を共作した、ユーディットさんの
作品です。私も同じ、猫の鼻の頭がクローズアップになった
彼女の作品(紙の箱の中に…)を持っています。     







交換こした作品、年賀状、そしてもうひとつは…写真、右側の下から二番目。



                        ↓





この写真だと、右上。


じゃーん、下から見て下さいね。これは、アムステルダム滞在中にお世話になった
(マールチェさんのアトリエに泊めていただいていたのです)お礼に、置き土産に
したトマトスープのパッケージを切った、ポップアップの切り絵です。     
↓         




私にとってはオランダで作品が展示されるのは初めてのこと。(除く・個人蔵)。
スープの箱の作品がとくに人気だったわよ、とのことでした。        







 

ちなみに、「F」の写真(私の作品)と交換した、マールチェさんの作品はこちら。



アムステルダム滞在中に泊めて頂いていた、彼女のアトリエで、フランスでの
展覧会に出す作品を選んでいるときに、「私はこれがすきだなー」(これは 
出品すべきだと思うよ?)と言ったら、じゃあ、これとあなた(辻恵子)の 
作品(フランスに送ってあるもの、彼女はまだ見ていない)から選んで交換こ
しましょうよ!…と、なったのです。色々なアーティストと親交のある彼女の
アトリエには、沢山のすてきな作品がありました。会場で是非ご覧ください。








2015/03/08

アムステルダム国立美術館(Rijks)改装のドキュメンタリー映画





映画「みんなのアムステルダム国立美術館」を観に行きました。10年ちかくもの長い間の改装工事を終ったのは2013年4月。2014年の10月、私が欧州旅でここを訪れたときは、改装したてで、と言ってもよい時期。美術館の入口は二つの建物が隔てられた通路のところにあるのですが、その真中には自転車が走っています。

アムステルダムの自転車乗り(サイクリスト)は、かなりスピードを出すので、こわかったよー、ぶつかりそうで…と滞在先の旦那様・ロヒールさんに話すと、あそこは歩行者だけにするか自転車を通すかで問題になったんだよ、でも自転車を排除しちゃちゃぁ、アムステルダムじゃないよ!とのこと。そっかー、そうなんだーと聞いていたのだけれど、この映画では正に、その美術館とサイクリストの戦いも所々で描かれていました。

決まったことが覆されて苦笑い、とか「デザイナーあるある(?他の職業でもそうですね)」に微笑したり。滞る工事、収集品が留め置かれた倉庫で眠る美術品。新しく所蔵品となった日本の仏像:阿吽の木彫をうやうやしく荷解きするときの目の輝き、などなど、美術を仕事としている人のモヤモヤや、キラキラが続く。

なんとかかんとか、改装後のオープンにこぎつけたとき、「ああ、あんなことがあったとは思えないほどの出来だねえ!」みたいなことを言い、努力の跡がみられないのがエレガンスってものだよね、という(詳細不明、うろ覚えですが)その一言が、この映画を集約しているように思えました。             



チリンチリーン。入口の前の歩道の目の前を、自転車がビュンビュンと走っています。   

*こんなふうになっています。



美術館


ーーー(入口)ーーー(入口)ーーー


歩道


^^^^^^^^^^^^^^^^^^
自転車道


^^^^^^^^^^^^^^^^^^
歩道

^^^^^^^^^^^^^^^^^^
美術館(たしかこちらには入口なし)








こちら、予告編です。



私が撮った、Rijks(ライクス)・国立美術館での写真はこちら→ (前編後編)。



美術館の正面入口の、高い塔のてっぺんに立つ天使像の微笑みを間近から撮った映像をスクリーンで見られたのは、とても嬉しいことでした。映画監督さん、ありがとう。




ちなみに、映画をみたユーロスペースは移転する前にこの映画を見た場所。なつかしいなあ。ピンぼけでゴメンナサイ、左の「そして人生はつづく」はイランで大地震があったあとのお話。311まで、あと3日。3日たったら、4年。そんなときにこのチラシを見かけたのも何か、どきっとしたのです。






せっかく渋谷にきたのだし、と、NHKに立ち寄る。動物ふれあいコーナーみたいな催しをやっていました。羊、ごくろうさま。がんばってねー。メー。



あんまんと、肉まんを買って帰りました。バスの中で、膝の上があたたかでした。









2014/10/16

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記(オマケ):街に見る「PAPIER」







「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:オマケ)今回の旅のきっかけは、フランス・ ワヌアンのル・プーライエでの「PAPIER - 紙」という展覧会でした。本当は作品を送ってもらったら展示作業も、全部やるよ、とのことだったのですが、参加作家の一人・マールチェさんに会ってみたかったのと、これを逃すと一生ヨーロッパに行くことはないかもないかも知れない、行くとしたら今ではないか、と決心して旅に出たのでした。なので、そのきっかけをくれた展覧会の題名「papier」という単語を街で見かけるたびに、パシャパシャ撮っていたので、さいごにご紹介。こちらはユトレヒト駅にて。




こちらはアムステルダムの街中にて。…ゴミ袋です。Papierって、フランス語だけなのかとおもっていたら、オランダ語でも同じつづりなのですね。  




そして、帰りの飛行機に乗り込む前、スキポール空港にて。ゴミ箱の写真に書き添えることでは無いかもしれないけれど(笑)、10月の3日から16日までの長旅のことをチマチマと更新していたら、書き終えられたのは12月23日!でした。長くなりそうなのは目に見えていたけれど、書き留めて置きたくて、おつきあいありがとうございました。

なにより、滞在中にお世話になったノリコさん、マールチェさん、ヒッテさん、ハーティさん、ユイさん、ユイさんをご紹介くださった編集者さん、たまたま一緒の時期に渡欧していて、現地で会えた日本人の友人カップル、何より画廊主のパトリックさんに大いなる感謝を。メルシー・ボークー、ダンキュウェル!



この展覧会のための欧州への旅でした:            


PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                      
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    





2014/10/14

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:アムステルダムでバレエを観にゆく







「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)成田を出発して、オランダに来る時の機内誌(Holland Herald)をパラパラとめくっていた時、この記事が目にとまりました。

バレエ公演「Back to Bach(バック・トゥ・バッハ)」。題名だけでもぐっとくる。公演期間は10/11〜19。え

ーと、10/10〜12は在仏で無理。帰国の飛行機に乗るのが15日。13か14のどちらかで行けるかも!と淡い期待を抱く。 



アムステルダムで滞在させていただいていたマールチェさんのお宅で、チケットはどうやって予約したらいいんだろう、いくらぐらいなんだろう?なんて質問をしていたら、(マールチェのお姉さまで絵本作家の)ハーティも興味持ってたわよ。あなたポスターの写真を撮ってSNSに投稿してたでしょ、彼女、それを見たのかもしれないわね。ケイコが観たいみたいね、おもしろそう、と話していたとのこと。

写真連投していたのは、旅の後でまとめて投稿しよう、なんて言っていたらずっとそのままできないだろうから、と思ってのことだったけど、「わー、これ素敵!」「美味しそう」などなど「発信しとくもんだなあ」と思う。(ジンジャーケーキもそうでした)。

直接きいたほうが早いわね、とハーティさんに電話→来るって!→よし、一番安い席、予約!…と、トントン拍子で進んだのでした。ありがとう、マールチェさん。



劇場の天井に近い、一番上の階の、真正面じゃなくて左側の、でもバルコニー席の真ん前で、手すりにもたれかかって見られる場所。十分に良い席。

一番安い席で大体2000円くらい。すばらしい。その手頃さのせいか、お客さんもバリバリにお洒落にきめた人というよりは普通に、カジュアルに観にきている風の人が大多数だった印象。おばあちゃんもいた。  




少し出遅れてしまったけれど、ロビーで関係者のトークと、バッハの楽曲:「G線上のアリア」などの生演奏を聴くことができました。

本公演とは関係ありませんが:私が初めて会ったオランダ人は、チェリストだった。若くして亡くなった人でした。目の前で同じ楽器を演奏している初老の演奏家を見て、あの人も、生きてたらこんな風に「老けられた」はずなんだけどなあ。美しい旋律も相まって、少し切なくなる。若いって最高!とか思いがちだけど生きてるからこそ年をとれるというもの…なのですよ。加齢万歳。

ロビーでコーヒー飲んで、眠気覚まし。スニッカーズのようなお菓子を一つ、ハーティさんと分けて食べる。二つに割って、大きい方をハーティーさんにすすめると、「いいのよ、あなたが食べて」と言われる。「ハーティのほうが(身長)大きいじゃない?だから大きいチョコは、あなたが食べて。」「だめよ、ケイコは小さいから、それ食べて大きくなって!」…というような話をする。もちろん冗談で、ね。…いざ、客席へ。





せっかくだから、オペラグラスは買おう!高くってもいいから。と思っていたら 500円くらいで、プラスチック製のオペラグラスを手に入れられました。なしでも全体が見渡せたし、この目で観たい、と余り使わなかったけれど、お手頃で吃驚。


わ、生のオーケストラ!



赤い幕のドレープの美しさよ。ワクワク感が高まります。この公演は、 バッハの曲に合わせて4人の振付家が振りつけをした舞台。幕があいて、最初の演目で、あまりにも美しくて涙が流れた。それが踊りのせいなのかバッハの美しい旋律のせいなのか…どちらか、ではない、きっと両方だ。




上演中は撮影できないので予告動画をどうぞ。動画には登場していない?けれど日本人のバレエダンサーもいるみたいでした。わあ、頑張っている!と、嬉しく思う、異国で目にする同国人。







休憩時間に、ロビーに出ると、ハーティが「見て見て」と指差して教えてくれる。赤い靴に、バレエシューズのりボンをバッテンに結んだようにラインの入った  ストッキング。模様付きのストッキングで初めて「ステキ!」と思った。しかも、赤い靴…踊ることを止められない、赤い靴だ。







そういえば、ロビーには、アクリルの柱に入った沢山のバレエシューズが飾られていました。絵になる。



休憩時間に、ロビーでハーティの同僚と偶然出会う。彼らは同じ階の真ん中くらいにいて、「あー、手を降ってる〜」「ははは、撮れるかな?」なんてやっているところ。ペラペラ〜っとオランダ語で会話をしていて、私がきょとーんとしていると、「あれっ?オランダ語わからないのか、ごめんごめん」なんていって英語で話してくれる。さっき書いた、初めて会ったオランダ人もそうだった。柔軟なのだ。          






ついでに自撮り。ハーティさん、いろいろ(ユトレヒト同行だとか)ありがとう。






クロークでコートをピックアップして、外に出たのは夜の11時近くだった。端正な世界観を見たあとに、むんむんに色香ただようレッドライトを歩き (ああ、逆にすればよかった…今や、笑い話)、アムステルダム中央駅前で ハーティさんと別れ、トラムに乗って滞在先のマールチェさんの家に帰る。ああ、濃い一日だった。明日は帰国の途につく日。(旅日記、つづきます)




2015年11月、追記:



劇場のすぐ近くで、若かりしスピノザの像を見ました。




この展覧会のための欧州への旅でした: 


PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                      
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France