今年のテーマはSUBTLE(サトル)。<かすかな・繊細な>といった意味。
最初の展示室には、紙で製作された作品や、上田義彦さんによる紙の写真を
見ることができました。上の写真は、寄藤文平さんの作品「紙・人・紙」と
題された作品。ズームアップすると…
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ブレブレですみません:もう、何ミリどころじゃないほど小さい人型が、
小・中・大・中・小 … と並んでいます。
長居したので、途中でコーヒー休憩。会場のTOLOTの常設なのか、この
展示に合わせてのことなのか不明ですが自販機の表示のシンプルさにも
感動。80円ぽっきりのカフェオレを頂きました。ふー。
Walk this way →
写真の色調調整してるときに、控えめな色合いの写真の彩度をギリギリまで
上げたら、こんな風になりました(左)。80年代ぽさを感じる。きっと、
コンピューター創世記?「わー。すげー!新しー!…」と、うれしくなって
上げちゃったんだろうなあ、と想像できた。サトル(繊細な)白い世界も、
ちょっと手を加えると80年代的なビビッドさになるのねー。ふうむ。
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博物的な展示室では、包む・記す・・・などのテーマごとに紙の展示物が
構成されていたのですが、その中に「朽ちる」があったのが渋いなあ、
と思いました。ちなみに上の写真は「もったいをつける」の展示物。
わー、影も「サトル」(かすか)!
展示作品のなかでも、三澤遥さんの出品作に心引かれました。上の写真は
「紙の花」と題された作品。削った色鉛筆と同じ仕組みだそう。
触れたら壊れそうな、「サトル」(繊細)さ。
この作品も、同じく三澤遥さんの作、「紙の飛行体」。
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帰り道、紫陽花がだいぶ色づいているのを見ました。
白い紫陽花の、花びらが重なった部分の繊細さに感動したり。
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ところで個展「日めくりの日々」の長野会場での会期は、いよいよ
明日が最終日です。10月からスタートした巡回展、自分史上最長の
会期です。当初は東京・大阪だけの予定だったのが「もっと走ろう、
もっと!」と二回も延長され、行ったことがなかった山口県にも
行けました。長距離走も、もうすぐゴールです。感無量。
こちらも、かなり「サトル」な作品陣ですよ。
吹けば、とぶよな。
★昨晩、長野会場のレポートを更新しました。
明日、自分史上・最長のロングランだった巡回展が終わったら
次は8月末から二人展があります。個展はしばらく予定して
おりません。来年に計画中のものがあります。それに
ついては、また、近づいたらお知らせしますね。
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