2016/02/25

東京ステーションギャラリーから、日比谷公園








進行中のプロジェクトの制作のあとの反動?「出力」の  
あとの「入力」期間かと思われ、あれこれ見たい。    
数日前に美術館にいったばかりなのに、また別の美術館へ。





映像作品も興味深かった。静物の上に積もった埃を掃除してはいけない、
と言っていた話、友人が美術界の表舞台に引っ張りだそうとしたけれど、
静かに仕事をさせてくれ、と言ったこと、あまり旅をしなかった(身の 
周りに、美を見出していた)ことなど、メモをしたいことが沢山あった。
画家・モランディの言葉だったか、彼を知る人の評だったかは忘れて  
しまったけれど、切り取り、引き寄せ、吟味する。という言葉だとか。 
私の英詩の恩師は、よく、読んだ詩が次の日に役立てられるように   
しなさい、というようなこと(うろ覚えで申し訳ない、要するに、   
ただ読んで理解するだけではなく、ちゃんと引き寄せ、血となり    
肉とせよ、ってこと)を仰っていたのを思い出した。         


*



         \オラーイ、オラーイ!/

東京駅から、銀座、銀座から有楽町あたりまで歩く。2007年に
体されてから、9年も建たずたずのだった場所:レトロで 
素敵な建築物だった三信ビル跡地に、ついに何かが建築され 
始めていた。日比谷公園から見えたクレーンは別の建築現場の
ものかもしれない、手前にある彫像が、現場監督のような  
ポーズにみえて、おもしろくて思わず写真を撮ったもの。  





もう一つ、見たい展示があったんだった、と  
向かう途中にも撮りたい場所がいくつもあった。
たとえば、いい佇まいの売店だとか…     



花が咲いているだけでドリーミーな小道だとか。私が
ハッとして近づくのと同時に、たまたま同じあたりを
歩いていたおじさんも引き寄せられて、写真を撮りに
近づいていった。笑。いちめんのなのはなby 山村 
暮鳥)。花に顔を近づけ、春らしい香りを嗅いだ。 






干された沢山の手袋とか。




カーブが素敵な小屋や、鋭角な図書館。
右側の日比谷図書文化館は目的地の  
1つで、デザイナーの祖父江慎さんと 
コズフィッシュの展示ブックデザイ
をやっていた。一部と二部に分かれて 
いたようだったけれど、前半は来られず
残念だった。壁の模様として見ることが
できた、指示書の手書き文字と自画像?
が、かわいらしかった。「大きすぎる!
やや縮小!」…というような無味乾燥な
言葉じゃなく、なぜこう変更して欲しい
のか、簡潔でありながらも、ほわん、と
自然に伝わるような心のこもった書き方
だな、と感じた。(自分のことを省みて
見習わねばなあと、反省もした)。  




ああ、今日も色々見たなあ、明日はどこに
いこうかなあ、(また忙しくなる前に)、
と思ったけれど、明日は朝から新しい  
案件の打合せであった。これまた、   
楽しみなことであるのだけれど。    
というのも、初めてお会いする方の他に、
旧知の方との初めての仕事、であるから。
また、お知らせできるようになったら、 
ブログでもご紹介いたします。     





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