2022/05/07:今日は数年ぶりにお会いする友人たちの展覧会ハシゴを。京橋・ギャラリー椿でコイズミアヤさん(←このリンクはブログでの関連記事・HPはこちら)の「うつしかえと結び目のはなし」。
初めて生で目にしたコイズミアヤさんの作品は木の箱のシリーズのもので、繊細ながらもガシッと強さ・強度を感じるものだったけど、今回の作品のひとつ(というか、木の作品と紙の作品があって、後者は)見つめるだけでも、わぁぁ、なんと繊細な!とおどろく。
その設計図を見ていて、宗教的に具象を禁じる(カミサマの姿を描いちゃダメ、メッカにあるあの象徴も、ヒトの形ではないように幾何学模様などが用いられることが多い)イスラム美術とかを連想する。
コイズミアヤさんの作品、繊細なひものような作品は、なんと木彫です。
個人的な話:汚いものとしてとらえられがちだからあまり発表というか、公表してないけど、髪を整えた後に洗面台にランダムに落ちた髪の毛の曲線とか重なりとか、結構ぐっときて、これを紙に再現するだけで作品になるんじゃないかとまで思うことがあるのですが、そんな感じ(?語彙不足)。
重ねて吊り下げたアヤトリのヒモとか、本物の、繊維質のものであれば見る側の受け止め方は「ああ、ひもか」くらいのものだろうけれども、木で、これでもかと手間をかけて再現することで、そうか、こんな美しい形だったのか!と気づかせてくれるような。
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この日、もう一つの目的地はこちら。★神宮前のSCOOTERS FOR PEACEで6月4日まで開催中の東野翠れんさんの写真展「STAR STAR」。(いつもブログ更新が遅く・会期後に更新することも多いんだけれど!開催中に更新できそうだぞ、よし、よし)。
お母様と:最近、語学アプリで英仏独蘭中、勉強してるんだよ、みたいな話してて、なんでそんなにたくさん?と聞かれて、いや、まあオランダの友達おおいし、でもオランダ語むずいじゃん?ドイツ語に似てるじゃん?ドイツ語の方が簡単そうだからそこから、ね、こう…なんて話をしてて、イスラエルのヘブライ語は(語学アプリで学ぶのは読めなすぎて諦めたが)発音的に蘭語似てる部分がある、みたいな話などする。
そもそも仲良くなったきっかけは、私が「へー、ヘブライ語でありがとうってトダなんだー、戸田奈津子(有名な翻訳家)は、"ありがとう" なつこかー」と下らない感じで覚えてたヘブライ語を、彼女が私の絵葉書を買ってくれたときに言って感動されたからなんだよね。
下手の横好きじゃないけど、学んだところで何の役に立つのか分からなくても、知らないことを知る、言いにくい発音に挑戦する、言葉を覚えることは楽しいのだよねー、とか話す。
英語久しぶりに使ったから「あ、今文法へんだった」とかあったけれども、集まる人だいたい英語日本語ごた混ぜで大丈夫な人たちで、その辺の緩さも面白い、きもちよい。
今日だけ、翠れんさんの展覧会のレセプションみたいなかんじで画廊の向かいの場所にケータリングがでてて、コーヒーほんとにおいしかった。久しぶりに人に入れてもらった、そして美味しいのを頂いた。
素敵な展覧会、懐かしい顔、楽しい会話、美味しいコーヒーとお菓子。ぜんぶのせみたいな日でした。
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