2014/06/15

W杯・カコ・おばあちゃんの楽譜で歌う








ワールドカップ、日本初戦の日。1-0で勝っている時に出かける。電車を待っているときに、どこか周辺の家から
「あーーっ!」という悲鳴?嘆きの声が聞こえたので、ああ、そういうことかあ。と案じつつ電車にゆられる。 
ワンセグ、入らず。NHKでのW杯の報道のテーマ局(椎名林檎「NIPPON」)とてもいいね。iTunesでポチる。







で、三重奈良旅、つづき:伊賀といえば、の料理はいくつかあるのですが、
伊賀牛の肉うどんは関西風のお出汁で、たまに食べたくなるメニューです。
しかし、老舗だった思い出の「ちんや」も、前に食べた「大和屋」も店を 
たたんで(大和屋は、今回知ってショック)、もう食べられないのかなぁと
タカシ叔父さんに話したら教えてくれたお店へ。おお、いい雰囲気!   




記憶にある(思い描いていた)肉うどんよりは甘めかな、やらかい
おうどんが優しい味。食後のコーヒーつき、という。ニカク食堂。
食べつつ、ワールドカップ初戦は敗戦。あらら。私一人しかお客が
いない時だったので、静かに見てた。昼時なので後からわらわらと
地元のお客さん、観光客など入ってくる。伊賀弁観察。「にゃわ」
とか「〜するさかい」とかが、伊賀弁らしさだろうか。     


* 



腹ごなしに、お散歩。美容院だった建物(おそらく空き家)の格子が
とてもかっこよかった。ウラにベニヤを当ててあるけど、奥はどんな
風になっているのだろう。建てられた当時も、さぞかし洒落た建物に
見えたのだろうなあ。                     




となりの建物は「カ」と「コ」の文字だけ看板が残っていた。
「カコ」は、カッコよく見えるものなのだろうか、などと少々 
哲学的になってしまう景色。              




伊賀の紳士たちと記念撮影。この写真をみた外国人の友人が
顔を真ん中のマネキンに当てはめて、スーツを「着たら」 
よかったのにー、とインスタグラムでコメントくれる。  
た、たしかに…身長がもすこし高ければ!        



別に観光地とかではないエリアにある民家も、本当に古いものが
あって、素敵な町並みを残す伊賀。ライフワークとして瓦屋根が
広がる風景を切り絵作品にしている叔父の作品を思い出す。  
           ↓



小さいころからこういう景色をみてきたから、ああいう作品を 
作れるのだろうな、美的感覚というのは小さい頃に見たものや 
接したもので形作られるのかもしれない、と納得する。    





全然関係ないけれど、この日、持っていた日傘とTシャツがほとんど
同じ色で、この緑色が大好きでたまらない人みたいで、ちょこっと 
気恥ずかしかったです。チョコミントみたい、とYさん。     






テクテクあるいて、まっちんへ。駅から歩いていくと、わりと遠いのです。
日差しが暑いよー。あ!着いた。(行くのは二回目、迷うことなし)。  




左下の本の写真を、友人の大沼ショージさん()が担当しているので、
なんか、伊賀で大沼さんに会ったような気持ちがする。本わらび餅と、 
どら焼き買って、また駅の方にテクテク。              





紙袋も、かわいいんだよ。猫、だっこしてる。





夜、おばあちゃんがスケッチブックに手書きで写した楽譜?のようなものを
見せてもらう。私が生まれるずっと前に亡くなった祖母。写真を撮って、 
SNSに上げたら、ピアニストの友人(オランダ在住の矢部紀子さん)が  
リクエストに答えて、弾いてくれた。そして、それに合わせて私が歌って 
みました。林檎ちゃんの後に下手なのでてきて、すみません。     








時間も国境も越えた共演だなあ。おばあちゃん、まさか孫が、この帳面を見て歌うとは思ってなかっただろなあ。
外国在住の人に弾いてもらって、「インタァネット」なんてもので、直ぐに送ってもらってさ。        






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