写真家・大社(おおこそ)優子がメキシコを撮った写真に、切り絵作家・辻恵子がハサミを入れ、切り絵作品に。
その人物像をさらに大社の写真世界の中に。二つの作品世界が交じり合う展覧会。神奈川・大阪を巡回後、東京で開催です。
会場は、表参道の美容室・SOZO hair & make。紙を切る絵を、髪を切る場所で。是非お越しくださいませ。
4回目の巡回展なので、いままでの青からガラリと印象を変えて、元気な黄色に。
そして、美容院での展覧会なのでハサミも写っている写真を選びました。
じつはこの写真、私愛用のハサミと切り絵が入れて撮って!と
大社さんにリクエストしたものなのですよ。
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辻恵子の出品作は、11点中7点が新作、
1点が(今までの会場では)未発表の作品です。
大社 優子 x 辻 恵子 展「Cut! at Sozo」
会期 2015年6月3日(水)〜8月1日(土)
時間 平日・11~21時、土日祝・10〜20時
定休日・火曜
住所 東京都渋谷区神宮前4-25-1-B1F
(明治神宮前駅5番出口より徒歩5分、
原宿駅・竹下口、表参道駅A2出口より徒歩8分)
Facebookイベントは→ こちら
ご予約時に、作品を見に(展覧会をきっかけに)いらっしゃること
お伝えくださると、初回に限り20%の割引が受けられるそうです。
↓
スタッフより:アート作品をご鑑賞頂いた方が施術を受けていただくと初回に限り全メニューから
20%OFFさせて頂きます。アート作品を楽しんで頂くだけでも大歓迎ですので
スタッフ一同心よりお待ちしております。
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方もいらっしゃるので、東京展での辻恵子作品は、大部分が新作です。搬入作業が
一段落してから、大社さんが壁ドンして(←日本語誤用?使ってみたかっただけw)
「これはどこから切ってるんだろう?」と、まじまじと見る。よく聞かれる質問:
「この切り絵は、どこからハサミを入れているのですか?」の意味かと思ったら、
「自分の撮った、どの写真の一部なのだろう?」の意味だと判明しました。
シャンプーするときの椅子に座ると、「切れ!」と命令形で切り文字が見えるように
配置しました。右は大社さんの写真作品。辻恵子の切り絵が、大社さんの写真の中で
あそんでいます。今回、作品展のお誘いを頂いたときに「Cut!」の巡回展がいいな、
と直感で強く思ったのは、このタイトル(切れ!)が、引っ張ってくれたのかも。
当初は茅ヶ崎→大阪の2会場での開催だけの予定でしたが、その後、鎌倉、東京と、
4会場、約1年にわたる巡回展となりました。茅ヶ崎ではバンドShe Her Her Hersの
メンバーがいらしてくださり、CDシングル「Sense of Wonder」のジャケットの
作品を大社さんと制作するきっかけに。大阪会場では、朝日新聞の小冊子「スタイル
アサヒ」の表紙にお声がけ頂くきっかけを頂きました。鎌倉では見にきてくださった
父母の友人とタイミングよくお会いできてお茶をしたり(個人的に嬉しかった)、と
それぞれ思い出深い展覧会です。東京展は会場がヘアサロンなので、在廊する事が
なかったのですが、見に行ってくださった方や、髪を切りにいってくださった方も。
今まで展示活動をしてきて、「日めくりの日々」という個展が「Cut!」と同じく
4会場開催で「自分史上最長の展覧会」だったのですが、「Cut!」が、その
記録をそれを抜きました。長旅も終着点に到着。お出かけ下さった皆様、作品集の
デザイナー、会場の皆様はじめ、ご協力下さった皆々様に感謝を。
ありがとうございました!
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作家紹介:
大社 優子(おおこそ ゆうこ) 写真家。森日出夫氏に師事したのち、2001年に独立。主な仕事に「『なると屋+典座』の野菜をいただく」(主婦と生活社)「ボタンとリボン」(WINDCHIME BOOKS)など。近年の個展「HEARTS AND FLOWERS」、「bottom of the garden」では植物を被写体とした作品を発表している。 http://www.duco.jp
辻恵子(つじ けいこ) 切り絵作家・イラストレーター。文化学院文学科卒業。1998年に初個展を開催。印刷物に元々ある色を活かし、ハサミで人物像等を切り出す独自の切り絵作品を発表。書籍の装幀画や題字、谷川俊太郎らのCDのアートワークも手がける。絵本に「かくれた かたち 1 2 3」(福音館書店)、「しょくぶつえんのまいご」(垣内磯子・作/フレーベル館)など。 http://www.tsujikeiko.com
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