この日記で紹介するのは母方の伯父で、私の最初の個展のときに絵を購入してくれたり、ケイコちゃんはすごいなあ、と励まし続けてくれている人なのだけれど、お勤めと農家と思っていた、まさか(最近になって)造形作家になるとは!と、驚いている伯父様です。
無から有を生み出す、というのは例えば自分で言うのもなんですが、普通の新聞紙から切り絵をつくるのもそう。見向きもされない赤茶けてさびた缶や鉄のものから、わっ、すてき。 と思えるものを創るのも、また「無から有」だな、と思う。血縁て、なんかすごいなあ、と思う。作家活動歴としては私のほうが先輩、というのが変な感じでは、あるけれど。
おしゃれなガラクタでは、鉄を伯父が、木工を松野さんが手がけているようなのですが、これは?と尋ねると、伯父の作だそうです。やるぅ。
ちなみに、おしゃれなガラクタ(という工房/店)の隣には、「竹炭工房竹一」と書かれた看板がかかった小屋があります。この文字は私の父・辻賢二郎の書。
中には、竹炭の作品が。おしゃれなガラクタを始めたのは、伯父と、木工作家の松野保さんの出会いがきっかけだったのだけれど、おそらくそれは、伯父が竹炭づくりに没頭していた(&いろいろなイベントに出店していた)時期のこと。
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なので、松野さんは伯父を本当に名前ではなくて「竹一さん」と、屋号で呼んでいました。伯父の工房と竹炭の小屋の中を初めて見られて、ありがとう、じゃあ次の電車で帰るね、と言ったら、木工作家さんの工房も見に行こうか、と伯父。えっ、いいの?と言いつつ、お言葉に甘えました。
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伊賀は、言葉は関西系なんだけど大阪と伊賀はやはり違うのだよ、とか、民族・地域入り交じる都会と、同じ西の方、といっても地域性が大きく異なる(京都と大阪しかり)平地じゃない関西、ていうか三重は中部に分類されていますけど、地域性についても、あれこれお話。
今日、ちょっと伯父さんの工房、みにいってもいいかしら?なんて言わなければ、松野さんにも会えなかったんだなあ、よかった。伯父さん、連れてきてくれてありがとう。
ああ、伊賀とおいわー、と思っている(実際アクセスしやすいとはいえませんが)人たちにも、この場所みせたいな、楽しい感じ、座ってみてもらえたらいいのにななんて夢想しつつ、ありがとうございました、伯父さんをよろしくお願いします、なんて生意気な挨拶しつつ松野さんご夫婦に手を振る。
帰り道、川面がキラキラ、きれいでした。あ、松野さんと伯父の活動は、こちらでチェックできますよ。是非→ http://wooddream.exblog.jp/
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