辻と羊。 @ 橿原神宮
法事で三重に来たので、隣県の奈良にも出かけました。先ほどの写真を
撮ってくれた友人の陶芸家・李ススムさんの工房見学をお願いしたら、
近くの橿原神宮(かしはらじんぐう)に連れてきてくださいました。
神武天皇を祀っているそう。「奈良の神社仏閣は…」と、語れるほどに
巡ってはいないのですが、本殿までのアプローチが長かったり、本殿の
前の広場が大きかったり、スケールが大きい!という印象があります。
帰り道、境内に、ぱみゅぱみゅのポスター発見。
ふふふ、いいなあ。この、古式ゆかしき場所に
ぱみゅぱみゅ。
*
車で、李さんの工房に案内していただく。奥様がお昼ごはんを
用意してくださっていて、ありがたい。奈良名物の柿の葉寿司
美味しいです。もぐもぐ。あれこれ、積もる話をする。
そして、工房を見せていただいたり、(いくつか愛用しているのだけれど、
さらに)手に入れたいと思っていた李さんの器を選ばせてもらいました。
目移りするなあ。どれを選んだかは、後ほど?
山や川というのは、街の個性をかたちづくる要素の一つだなあ。関東平野に
都会の風景の中に自然がある不思議にハッとします。奈良(橿原神宮の近く)で
見た山は、思ったよりも高かった。この山の向こうは、大阪だそうです。
*
李さんに駅まで送っていただいて、奈良市に向かう。乗換駅で、ぼんやりしていて
反対方向の電車に乗車。予定外に下車した菖蒲池(あやめいけ)駅のホームにある
トリコロールカラーのベンチが可愛かった。私のなかで「菖蒲池といえば」だった
だった遊園地は、十年前くらいに閉園になっていたようです。そうなのかー。
そうだったのかー。さようなら、あやめ池遊園地。
*
そんなこんなで、奈良市に到着。奈良に来た主な目的は、まだ来たことがなかった
NAOT NARAでした。NAOT(ナオト)は、イスラエルの手作りの靴やさん。この
東京店(NAOT TOKYO)が入っているご縁で、店主と知り合ったのですが、今年の
4月に、奈良店もオープンしたのだそう。ちなみに、西淑さんの個展をみたことが
ある「ボリクコーヒー」だった場所(跡地)です。ボリクはどこに移転したの?と
尋ねると、わりと近くでした。滞在中に新・ボリク、行かれなくて残念。次回。
ボリクだったことに来たことがあるけれど、奈良の店内、広いなあ。
この日は、閉店後に中を見せて頂いたのですが、翌日営業中に再度
訪問すると、とても賑わっていました。ちなみに、NAOT NARAが
オープンする前、NAOTの靴は歩いて数分のところにある風の栖という
お店で扱われていました(→その頃、伺った時の日記はこちら)。
姉妹店とのようなかんじ。じつは、ツイッターで、風の栖にいるという、
白い猫の「ひなた君」のことが気になっていたので、会えるかしら?と
思っていたのですが…:
いたー。福福、存在感のあるお方でした。
夕ごはん、たべ行こう!と移動中にも、猫が居ました。「だれや」「だれやろね」。
*
奈良のお二人(NAOT店主とデルベア店主)と居酒屋で夕食。お土産に持っていった
三重のものの説明をしていたら、出汁の番をしていた板前さんが「(それって)
◯◯ですか?」とズバリ、正解を言う。食べ物のお仕事してる人!流石!と感心。
ハモ、美味しかった。"ハモのおとし"という呼び方があるのは初めて知った。
宿への帰り道に見つけた、お寺のポスター。程よく力が抜けてていいね。
「奈良ってさぁ」などと語れるほどには知らないけれど、なんかガツガツ、
ツンツンしてない、のんびりとした空気感のような感じがします。
キラキラかっこつけず、肩肘はらず。しかし強さのある。
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