2/11:今日もコツコツと、叔父との二人展の準備。おそらく叔父が
撮ってくれた写真(案内状)にも写っている作品を額装しつつ、
あれっ、この絵、秋の個展のメインビジュアルにしたい!と思い
ついてしまう。「E」、「絵」。初個展の時に、辻恵子さんと
いえば切り絵の人だよね、と言ってもらえるくらいになるまでは
切り絵をメインに、と思っていて、そろそろ別(切り絵以外)の
絵もやりたいな?と思った頃・一昨年にNHKの朝ドラや、歌姫・
宇多田ヒカルさんのミュージックビデオで、今まで割とひっそり
発表して来た貼り絵が注目を浴び、えっ、私は切り絵の人?貼り
絵の人?とアイデンティティーについて考えることも多くなった
昨年くらいまで。今、切り絵でも貼り絵でも、他の絵(水彩画等
筆で描くのも、鉛筆画)も、素直に「絵」でいいじゃないか、と
私の作品だ、と、舞い上がっていた粉塵が水の底に静かになった
かのように、考えが落ち着いてきた今日このごろ。分別しない、
単なる「E」、「絵」、いいじゃないかあ。と、はっとして、
案内状のプランニングなど方々に連絡してみる。実は今年は、
1998年の初個展から、20年目の記念すべき年。「画業20周年で
ござい!」みたいに、大々的に、今までの歩みを見せるのは、
ギャラリーみずのそらでの第40回個展の時にすでにやったこと
でもあり、今回は初心に戻って、こぢんまりと開催したいな、と
思っています。ちなみに、余談ですが、ギャラリーみずのそらは
次の個展会場のキュレーターの駒ヶ嶺三彩さんとの縁を繋いで
くれた場所でもあります。
先述の作品を額装するため、ちょうどいいサイズの額の先住者・
10年前の(これまた、転機となった展覧会の時に発表した作品)
絵を外す。ガラスと絵の間には、額装用のマットがあるので、
密着していないはずなのに、ガラスを磨いていると、切り絵の
形に、ボワーっとあとがついていてびっくりした。何かを発して
いるんだな。こういう記事を読みたくなる→ 紙はなぜ黄ばむの?
ともあれ、三重での二人展、開催間近です。2月23日から!朝ドラ
旧作を中心に新作もご覧いただける機会にします。三重・堤側庵
ギャラリーの後も、数カ所に巡回予定です。詳細は後ほど!!
*
羅介の染付器てん・辻恵子作品展
会期:2018年2月23日(金)〜28日(水)
時間:11時〜18時
会場:堤側庵(ていそくあん)ギャラリー
住所:〒518-0611 三重県名張市新田(しんでん)8
電話:0595-65-3002
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