2021/06/22:「しりあがりサン 北斎サン」をみるために、すみだ北斎美術館へ。コロナ禍、緊急事態宣言の影響もあり、閉館期間があったため会期が 延長されています。平日だったせいもあり来館者も混み合っておらず、ゆったり楽しめました。
撮影禁止のメインの展示室では、葛飾北斎の作品と並べられた、本物とみまごうような、でもちょっと違う可笑しみがある、しりあがり寿さんの作品があり、へえ、葛飾北斎、こんな「AKIRA」(by 大友克洋)みたいな絵を描いてたんだ!とびっくりするようなものもあり。
撮影可能なエリアでは、服飾の作品シリーズや、ゆるぅい(笑)ホログラムの作品、そして写真・下の映像作品もあり(静止画のみ撮影OK)。
バレエのピルエット(回転)のようなのだとか、ヒップホップダンスのようなのを北斎が踊り、「絵が好き〜〜!!」な感じを体全体で表現する作品、4畳半の部屋から、あらゆるものを創り出す様を描いた作品の2点。しりあがり寿さんというと、私が多分、最初に印象に残ったのが下の動画(氷菓メーカーのアカギのTVコマーシャル)。声を出して笑ったTVコマーシャルなんて、これくらいじゃないかしらと思う。余白だったり、ゆるさだったり、抜け感というのか、たまらない。北斎のオマージュ作品の作り上げ方などみると、ものっすごいユルイのから、ものっすごく緻密な作品世界まで、しりあがりさんすごい、と感嘆します。オマージュ作品の中でも、北斎の江尻田子の浦の絵(→ 画像検索結果はこちら)を、ロボットの腕を回収する景色として描いたのが素敵でした。というか、こんな船が あったんだ、クジラや何かのような尾ひれがついたような。
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北斎美術館は、建築物も素敵なので少しご紹介。
三角形
今回は作品を見ながらスケッチはしなかったのですが、唯一メモしたのが、当時の錦絵の価格が16文、当時の蕎麦の値段くらいだったということ。昔から、絵描きはそういう…薄謝な世の中だったのかしらねえ、と絵描き仲間のような気持ちで(大先輩ですが)思ったりして。
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帰り道、ちょっと離れた場所ですが、上野公園の不忍池にも立ち寄る。ハスの蕾が、いくつか見られました。もうすぐ咲きそうです。
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