2014/10/20

「ミュージック・マガジン」11月号・輸入盤紹介の挿絵担当







ミュージック・マガジン」(11月号は10/20発売です。
輸入盤紹介のページの絵を辻恵子が担当しています。  
*次号で最終回です!                




MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2014年 11月号




2014/10/16

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記(オマケ):街に見る「PAPIER」







「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:オマケ)今回の旅のきっかけは、フランス・ ワヌアンのル・プーライエでの「PAPIER - 紙」という展覧会でした。本当は作品を送ってもらったら展示作業も、全部やるよ、とのことだったのですが、参加作家の一人・マールチェさんに会ってみたかったのと、これを逃すと一生ヨーロッパに行くことはないかもないかも知れない、行くとしたら今ではないか、と決心して旅に出たのでした。なので、そのきっかけをくれた展覧会の題名「papier」という単語を街で見かけるたびに、パシャパシャ撮っていたので、さいごにご紹介。こちらはユトレヒト駅にて。




こちらはアムステルダムの街中にて。…ゴミ袋です。Papierって、フランス語だけなのかとおもっていたら、オランダ語でも同じつづりなのですね。  




そして、帰りの飛行機に乗り込む前、スキポール空港にて。ゴミ箱の写真に書き添えることでは無いかもしれないけれど(笑)、10月の3日から16日までの長旅のことをチマチマと更新していたら、書き終えられたのは12月23日!でした。長くなりそうなのは目に見えていたけれど、書き留めて置きたくて、おつきあいありがとうございました。

なにより、滞在中にお世話になったノリコさん、マールチェさん、ヒッテさん、ハーティさん、ユイさん、ユイさんをご紹介くださった編集者さん、たまたま一緒の時期に渡欧していて、現地で会えた日本人の友人カップル、何より画廊主のパトリックさんに大いなる感謝を。メルシー・ボークー、ダンキュウェル!



この展覧会のための欧州への旅でした:            


PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                      
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    





「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:AMS→ NRT(帰国!)






「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)オランダのスキポール空港から日本の成田空港に向けて出発。太陽は東から西に回っていて、私達は逆に西から東へ。トルコあたりから夜になるのね。移動時間もかかるわけで、そのうちに地球は回転して、えーと、えーと。 ☼ ・・✈ ☼



オランダらしい町並み、のような気がして撮った一枚。かわいらしい。ちなみに、香港に飛行機で到着したときは何か、「電子基板みたい!」と思ったなあ。 秋田に着くときは丸っこい山がかわいい!とか、空から見る景色好き。



滞在中にお会いした方が、飛行機で映画を何本も観る、といっていたのを思い出し「マレフィセント」を観ました。空飛ぶアンジェリーナ・ジョリーがクールでした。あとはずっと、ハワード・グドールさんという方の音楽論を聞いていました。クラシック音楽について語りまくるのですが、実例の音楽再生が一切なく(笑)まるで授業を聞いているよう。英語の勉強になりそうな良い語り口でよかった。 




初めて利用したKLM(オランダ航空)の機内食はどれも美味しかった。10時間フライトだと、途中にスナック、アイスクリームが出たりして体内時間、今何時?(外は暗いけど…)(アイス…)(お三時…)。牛、羊、バターやチーズ、乳製品が豊富な欧州なので、食生活かわって太っていそうだな、私。バター不足が騒がれる日本からみたら驚くような量のバターが「どん!」と、バターたっぷり使ったクロワッサンの脇にあったりしました。






一眠りして、ちょっと窓の外/下を見てみる。どこだったか忘れたけれど「人が住んでるとこの上を通ってるんだ〜」と嬉しく眺める光。     




旅の間、よく聴いていたくるりの新譜の中に、There is (always light)という曲がありました。雲の裏には、いつも光があるのだ、というような歌詞のとおり、正に。曇り空の上は快晴。韓国上空あたり?から窓の外は明るくなってきて…      




ビカー!体内時間午前1時に見る朝日が、眩しい!(ちなみに、夜ふかし続きだったのかオランダに行った時に時差ぼけあまりしなかったけど、帰ってからの時差ボケは長引きました)。





ともあれ。青森くらいまで北上してクイッと左折した行きに比べ、帰りはもっと南から来て、クイッと急旋回して成田へ降りるコースでした。離陸・着陸時にカメラを使ってもOKのようだったので動画を。    
                  ↓





風圧に抗う翼。変身ロボットみたいに変形していく翼。かっこいいです。





ぶじ着陸!ただいま!


お世話になりました、青い飛行機。ダンキュウェル!(ありがとう)


*



今回の旅で日本土産にした豪徳寺の招き猫に「おかえりなさい」されました。ただいま!ちなみに、自分の家にもあるので皆にあげたのでした。「海を越え、お揃いの猫を持つ我々」…とドラマチックに言うと、里見八犬伝みたい。笑。




蛍光灯・LED?「白い光」の国に帰ってきたんだなあ、と思う。こうこうと明るすぎる白い光はあまり好きじゃない。欧州では光も強すぎず、白々としていない暖かい色(黄色やオレンジ)が多かったので少し現実に引き戻された感。

かわいいゴールデン・レトリバーの麻薬捜査犬が、スーツケースを待つ我々の周りをうろつく。あ、(薬物合法の)オランダから帰ってきたからか!と合点。持って帰ってきてませんよ、あっちでも吸ってませんよ。だいじょーぶ。





荷物を引き取って、税関を通って、電車に乗って都心まで、とあれこれしていたら昼時の少し前。出汁を欲して、きつねうどんを食べました。うまみ、染みるわ〜。        

旅日記、つづきます?)                



この展覧会のための欧州への旅でした:            


PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                      
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    





2014/10/15

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:三度目の山下清・離陸・・・✈











「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)長かった旅の最後の夜、アムステルダムでバレエを観て、滞在先のマールチェさんのお宅に戻ったのは深夜ちかく。明日私は昼ぐらいに空港に向かう予定、なんとマールチェさんたちも同日外国にいく・そして私よりも先に家を出るとのことで、ありがとう、と挨拶をしてから宿泊をさせて頂いていた上の階の部屋へ。

数カ国ご話せるのが当たり前みたいなオランダの方々なので滞在中、英語ばかり話していて、ついに一度も使わなかったオランダ語での「ありがとう」を、手近にあったフリーペーパーをやぶいて作る。マールチェさんたちが外国から戻ってきたら見つけるはず。

ちなみに、事前に知っていたオランダ語「モーイ」(きれい)のほか、新しく覚えた「レッカー」(美味しい)と「ルーク」(すてき)は何度か使いました!





Uの文字の上にあるのは、トマトスープのパッケージを切った、置き土産の切り絵作品です。(ドラマ「裸の大将放浪記」の中の)山下清のように…。*絵をおいて帰る。

*この絵は、後日、アムステルダムで展示されました



   
ちなみに、この旅ではノリコさんちパトリックさんちでも置き土産を即興制作しました。生きる、と書かれたチラシと、チョコレートのパッケージを素材に。





翌朝。旅のはじめに泊めてくださっていたノリコさんが見送りに/空港までついて来てくれる。左はノリコさん撮影。右はユトレヒトに出かける前に自撮りしたの。マールチェさんのアトリエ、とても素敵でした。プチ恩返しでシンクのステンレス部分をキュキュキュ、と深夜に磨いておりました。笑。会うのは初めての外国人を泊めてくださって、戸締まり任せて外国へ、ってすごいよねえ(緊張する!)と 暖房オフを確認、スーツケースをドアの外に置いて、鍵をかけ、外へ。     







トラムに乗るべく待っていると、上空に飛行機が見えました。もうすぐ私も乗るんだわ、と眺める青空。




ちがうトラムに乗っちゃったらしく、Amsterdam Zuid(アムステルダム南)駅から行くことに。エレベーターを降りる時、黄色い上着に白いスカートを身につけたブロンドの少女に目を引かれる。「ひまわりみたいだね」とノリコさん。     



駅にはGEISHA、日本ではこんなに大きくフィーチャーされてるのを見たことがないスズメの絵も。ゲイシャのほうは、Rijks(アムステルダム国立美術館)の分館?LeidenにあるVolkenkunde:民俗学博物館での展覧会のポスターでした。






スキポール空港に着くと、ムギュッとチューリップの花束に迎えられました。この旅で、風車とチューリップとディック・ブルーナゴッホ以外にも少しオランダのことを知ることができました。               




そういえば朝から何も食べてなかった。朝+昼ごはんは、空港でマッシュルームのポタージュスープと、サラダと赤いジュース。




旅のはじめに自分で選んで食べさせてもらったこの実のジュースでした。とても酸っぱいのと
中に種が入っているので、ちびちび食べてたのですが、慣れたのか、美味しく飲み干す。  










搭乗口に向かう途中、このパブリックアートに再会。パチリ。



 

日系人アーティスト、タジリ・シンキチ作。滞在中に、彼の娘にお会いすることが出来ました。






ノリコさんに見送ってもらって、チーズなど買って、飛行機に乗り込む。




ありがとう、皆様!





離陸!飛行機から景色を眺めるの好きなので、帰りも窓辺の席です。


旅日記、つづきます)





この展覧会のための欧州への旅でした:            


PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                      
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    





2014/10/14

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:アムステルダムでバレエを観にゆく







「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)成田を出発して、オランダに来る時の機内誌(Holland Herald)をパラパラとめくっていた時、この記事が目にとまりました。

バレエ公演「Back to Bach(バック・トゥ・バッハ)」。題名だけでもぐっとくる。公演期間は10/11〜19。え

ーと、10/10〜12は在仏で無理。帰国の飛行機に乗るのが15日。13か14のどちらかで行けるかも!と淡い期待を抱く。 



アムステルダムで滞在させていただいていたマールチェさんのお宅で、チケットはどうやって予約したらいいんだろう、いくらぐらいなんだろう?なんて質問をしていたら、(マールチェのお姉さまで絵本作家の)ハーティも興味持ってたわよ。あなたポスターの写真を撮ってSNSに投稿してたでしょ、彼女、それを見たのかもしれないわね。ケイコが観たいみたいね、おもしろそう、と話していたとのこと。

写真連投していたのは、旅の後でまとめて投稿しよう、なんて言っていたらずっとそのままできないだろうから、と思ってのことだったけど、「わー、これ素敵!」「美味しそう」などなど「発信しとくもんだなあ」と思う。(ジンジャーケーキもそうでした)。

直接きいたほうが早いわね、とハーティさんに電話→来るって!→よし、一番安い席、予約!…と、トントン拍子で進んだのでした。ありがとう、マールチェさん。



劇場の天井に近い、一番上の階の、真正面じゃなくて左側の、でもバルコニー席の真ん前で、手すりにもたれかかって見られる場所。十分に良い席。

一番安い席で大体2000円くらい。すばらしい。その手頃さのせいか、お客さんもバリバリにお洒落にきめた人というよりは普通に、カジュアルに観にきている風の人が大多数だった印象。おばあちゃんもいた。  




少し出遅れてしまったけれど、ロビーで関係者のトークと、バッハの楽曲:「G線上のアリア」などの生演奏を聴くことができました。

本公演とは関係ありませんが:私が初めて会ったオランダ人は、チェリストだった。若くして亡くなった人でした。目の前で同じ楽器を演奏している初老の演奏家を見て、あの人も、生きてたらこんな風に「老けられた」はずなんだけどなあ。美しい旋律も相まって、少し切なくなる。若いって最高!とか思いがちだけど生きてるからこそ年をとれるというもの…なのですよ。加齢万歳。

ロビーでコーヒー飲んで、眠気覚まし。スニッカーズのようなお菓子を一つ、ハーティさんと分けて食べる。二つに割って、大きい方をハーティーさんにすすめると、「いいのよ、あなたが食べて」と言われる。「ハーティのほうが(身長)大きいじゃない?だから大きいチョコは、あなたが食べて。」「だめよ、ケイコは小さいから、それ食べて大きくなって!」…というような話をする。もちろん冗談で、ね。…いざ、客席へ。





せっかくだから、オペラグラスは買おう!高くってもいいから。と思っていたら 500円くらいで、プラスチック製のオペラグラスを手に入れられました。なしでも全体が見渡せたし、この目で観たい、と余り使わなかったけれど、お手頃で吃驚。


わ、生のオーケストラ!



赤い幕のドレープの美しさよ。ワクワク感が高まります。この公演は、 バッハの曲に合わせて4人の振付家が振りつけをした舞台。幕があいて、最初の演目で、あまりにも美しくて涙が流れた。それが踊りのせいなのかバッハの美しい旋律のせいなのか…どちらか、ではない、きっと両方だ。




上演中は撮影できないので予告動画をどうぞ。動画には登場していない?けれど日本人のバレエダンサーもいるみたいでした。わあ、頑張っている!と、嬉しく思う、異国で目にする同国人。







休憩時間に、ロビーに出ると、ハーティが「見て見て」と指差して教えてくれる。赤い靴に、バレエシューズのりボンをバッテンに結んだようにラインの入った  ストッキング。模様付きのストッキングで初めて「ステキ!」と思った。しかも、赤い靴…踊ることを止められない、赤い靴だ。







そういえば、ロビーには、アクリルの柱に入った沢山のバレエシューズが飾られていました。絵になる。



休憩時間に、ロビーでハーティの同僚と偶然出会う。彼らは同じ階の真ん中くらいにいて、「あー、手を降ってる〜」「ははは、撮れるかな?」なんてやっているところ。ペラペラ〜っとオランダ語で会話をしていて、私がきょとーんとしていると、「あれっ?オランダ語わからないのか、ごめんごめん」なんていって英語で話してくれる。さっき書いた、初めて会ったオランダ人もそうだった。柔軟なのだ。          






ついでに自撮り。ハーティさん、いろいろ(ユトレヒト同行だとか)ありがとう。






クロークでコートをピックアップして、外に出たのは夜の11時近くだった。端正な世界観を見たあとに、むんむんに色香ただようレッドライトを歩き (ああ、逆にすればよかった…今や、笑い話)、アムステルダム中央駅前で ハーティさんと別れ、トラムに乗って滞在先のマールチェさんの家に帰る。ああ、濃い一日だった。明日は帰国の途につく日。(旅日記、つづきます)




2015年11月、追記:



劇場のすぐ近くで、若かりしスピノザの像を見ました。




この展覧会のための欧州への旅でした: 


PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                      
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France