叔母の方はより、近く、濃く。変な話、もしかしたら生まれ変わる前の、「元の私」が彼女かもしれない、というレベルで。50年。墓前に手を合わせ、彼女が好きだった歌を合唱しました。
来年、法事の時に歌ってよ!と言わんばかりの偶然(新潟でその本を手に入れたこと、開いたところに彼女の好きな曲が載っていたこと)、まだ、今は亡き・私は会ったことはない彼女と、「通じている」感じがしました。
その数年後、祖母(叔母の母)の若い頃の写真を見てびっくり。叔母以上に私そのもので。ひー、となりました。ちなみに、祖母の方が得意ジャンル的には近い。
法事が終わり、少し休もうかな?と思ったのですが、思い立って某画廊に電話をしてみました。先述の叔母とも兄妹のように育った叔父が、先日電話をくれて、来年はじめに二人展をしよう、と声をかけてくれたのですが、その会場へは未だ行ったことがなかったので、地図アプリを見ながらテクテク。「広いよ」とは聞いていましたが、おお、すごっ!なんだこれ!という建築の重厚さ。圧倒されました。内部は美術館の展示室のような広さです。画廊主としばし話をして帰りは車でお送りくださったのですが、車内で「明日は奈良に行く予定だ」という話をすると、なんと画廊主の御夫妻も同日、奈良に行く予定とのこと!車に同乗させて頂けることに。わー。急展開で驚く。
夜、やっつけてもやっつけても出てくる秋の蚊のせいで寝付けず寝るのを半ば諦めて、佐渡のハロー!ブックスで手に入れた冊子(前々日に1冊目を読み始めたもの)全3冊を読み終えて、同じ筆者の書籍「家をせおって歩いた」に辿り着く。この本の版元・夕(せき)書房は「ひとり出版社」。代表の、と言っていいのかわかりませんが夕書房の高松さんとは、佐渡でのトークでご一緒したのですが、その時にこの本を作るに至った逸話(前にお勤めしていた出版社の前を、小さな家を担いで歩く人が通って…)をお聞きしていて、読んでみよう!と思ったのでした。美術家とはなんぞや(尊重してくれる人、わかってない人)な話とか、自分自身にも重なる話が多かった。冊子を含め、何度か引用されてたブコウスキーが気になったり。旅の間に書籍も読了しました。
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