さて、伊賀の旅の写真のつづき。先日
ご紹介した菊の花の刺繍や、上の兎の
刺繍(これは今は屋内展示用)は、
天神祭の「だんじり」を飾るものです。
「だんじり」といっても、大阪の岸和田の
「だんじり祭り」のような勇壮なものでは
なく小規模な祇園祭といった風情です。
9つの町がそれぞれの「だんじり」を
持っています。これは鍛冶町のもの。
白い象さん、迫力があります。
人物像もまた、睨みをきかせたものや、
三十六歌仙の、はんなりした柄まで。
あ、下の段には、勇ましい虎が…。
だんじりの上には人が乗って、笛や太鼓で
お囃子が演奏されています。進行方向の
下の段には、お稚児さんがキリリとした
表情で座していて、美しかったです。
角を曲がる時には、両輪の間の横移動用の
車輪でぐるり、と回すようでした。よく
できてるなあ…。
祭りの後、静まった町を散歩していたら
思いがけず、だんじりの骨組みも見られ
ました。おつかれさま、だんじりさん。
*
お祭りが無い時期でも、だんじりの一部
や、お祭りの様子は「だんじり会館」で
見ることが出来るようです。お出かけの
際は、ぜひお立ち寄り下さいね。
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