三重県・伊賀の旅の写真、つづき。
秋に開催される天神祭では、各町の
だんじりの他に鬼行列もあります。
由来は、よく分からないのですが
鬼の面や能面のようなものを、大人から
子供まで身につけます。
これは、10代の女の子。「きゃー、
誰か呼んできてー!お面が〜!」と
叫んでます。「何っ?お面が、外れ
なくなったのっ?」とギョッとして
いたら、「どうやって つけるか、
わからへん〜」(笑)で、ほっ。
こうやって見ると美しくもあり、
しかしながら頭の大きさと体の小ささの
アンバランスさが妙に恐ろしくもあり。
準備段階でお面をつけている本人(とくに
子ども)は普段通り、普通の動作をして
いるだけなのだけど、
ただ上を見上げてるだけでも、何だか
目を引きます。
「ええか、お面の目の穴から外が見えなく
なったら、危ないからな、ちゃんと周りの
人に言うんやで」みたいなことを言われて
素直にきいてる鬼さん、かわゆし。
いかめしい顔の将軍さん風の鬼?の隣に
女子高生が並んで「イエーイ★」とピース。
鬼だけでなく、やっこさんもおりました。
すごく似合ってた。適役。
お寺にあるような鐘を背負った鬼や、
酔拳のようにヒョロヒョロとフラつき
ながら歩く、ひょろつき鬼。この鬼は
(もちろん作り物の)斧を持って、向かって
きます。大人でも、本気で怖いです。
子ども、大泣き。ぎゅう〜。パパ…。
鬼、子どもに近づく・子ども、泣く。
大人、それをみて笑う。という。
ある意味ざんこくではあるけれど、
微笑ましい場面を沢山みました。
この子は怯えて口に手をあててガクガク
してました。こんなポーズ、漫画でみる
だけだと思っていたよ(笑)。
犬はどうだろう、ワンワン吠えるかな?と
思ったら、きょとーんとしてました。
志村、後ろ!ひょろつき鬼が来るよ!
外国人のお友達に説明をするとき「いわば
日本版のハロウィン・パレードです」とか
言ったら納得しそうだな…と思いました。
普段静かな町が、人で一杯になって、鬼を
見てきゃーきゃー泣いて、ずらっと並ぶ
露店で普段食べないようなものを食べる。
祭りと日常、動と静、だね。
Oni (fiend) parade of Tenjin Matsuri Festival in Iga Ueno, Mie Prefecture.
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