PAPIER - 紙(paper)
Schedule: Du Samedi 11 Octobre au Dimanche 9 Novembre, 2014
Lieu: Le Poulailler
Address: 11 Rue du Saint Get 59830 Wannehain France
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★前後の旅日記も含めた記事 http://tsujikeiko.blogspot.jp/search/label/eut
★会場による写真(Flickrのアルバム)
https://www.flickr.com/photos/lepoulailler/sets/72157647275161188/
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PAPIER – PAPER - 紙
まず、この4人の出会いのきっかけを作った Flickrコミュニティに感謝の意を表したいと思います。個人が写真や動画を投稿しシェアできるこのサイトは、写真家やクリエイティブなプロフェッショナルにも多く利用されています。“田舎町にある” 当ギャラリーが、オープン当初の2005年12月より、このサイト上でのネットワーク作りに積極的だったのは、このためです。Flickrでは特定のテーマに沿ったグループを作成・参加することができ、わたしたちはこれらを通じ、数多くのクリエイターやアートギャラリーと交流してきました。10月初旬、こういった活動を通じてアーティスト集めて展示会を行うというオープン当初からの願いが形になります。
このたび、2人のオランダ人、フランス人、そして日本人のアーティストを招き「Paper-紙」と題された展示会を開催する運びになりましたことに、大きな喜びを感じています。これまでモノタイプ版画、銅版画、製版、詩などの展示を行った本ギャラリーにおいて、今回の参加アーティスト達には、紙を使ったあらゆる創作の形を披露していただきます。
本展示では、伝統的なものを含め様々な手法が用いられます。4人のアーティストたちにより、切り絵、コラージュ、モンタージュ、アニメーションなどの技法が駆使されます。
マニピュレーション、切り絵、織り、組み立てなどの技法、そして様々な素材の組み合わせ、革新的なデザインは、新しいお客様だけでなく、熱心な愛好家やコレクターたちの興味をも掻き立てるでしょう。アーティストたちは、鋏やカッターなどを使ったシンプルな技法で、様々な素材や形や色と戯れた作品作りを披露してくださいます。
マールチェ・ジャケットの作品は、ユーディット・コーニンクとのコラボレーションによるストップモーションムービーです。2人はオランダのアーティストで、定期的にアムステルダムやその他オランダ国内で作品の発表を行っています。
マールチェ・ジャケットは、2011年4月から5月にかけて Le Poulailler にて写真や1分間のムービー作品の展示を行いました。昨年よりコラージュの要素が強くなってきており、アムステルダムで発表を行ってきています。
シャルロット・ムフティは、日本の古い美術作品や新聞紙を使った紙の糸を使って織物に仕立てます。ベルギーのトゥルネー美術アカデミーを修了したばかりのムフティは、実践的で繊細なアプローチを披露してくれるでしょう。
東京の作家・辻恵子による切り絵は、ハサミひとつでイラストレーションを浮かび上がらせます。様々な柄の紙のうえに、選んだ紙の模様のなかから、小さな人物たちを見つけるのです。
辻の独創的な技法では、紙面上の文字や色の面の間を、遊ぶように鋏が進み、軽やかでデリケートな人物たちのシルエットを生み出します。彼女の切り絵は、自由で、遊び心とおかしみがあり、詩的な世界感を作り上げます。
1998年以来、彼女の作品は東京・長野・京都など日本国内の様々なギャラリーで、また海外では2010年に香港の "Pop Up Reading Paradise Exhibition"、2012年にインドの国立美術アカデミーにて展示されてきました。2014年9月から10月にかけては、大社優子との2人展「Cut!」が神奈川と大阪で開催されます。
簡単なご紹介になりましたが、10月に Le Poulailler にて開催されるこれらのアーティストたちの作品を見に、お越しいただけることを願っております。
伊野 妙・訳
まず、この4人の出会いのきっかけを作った Flickrコミュニティに感謝の意を表したいと思います。個人が写真や動画を投稿しシェアできるこのサイトは、写真家やクリエイティブなプロフェッショナルにも多く利用されています。“田舎町にある” 当ギャラリーが、オープン当初の2005年12月より、このサイト上でのネットワーク作りに積極的だったのは、このためです。Flickrでは特定のテーマに沿ったグループを作成・参加することができ、わたしたちはこれらを通じ、数多くのクリエイターやアートギャラリーと交流してきました。10月初旬、こういった活動を通じてアーティスト集めて展示会を行うというオープン当初からの願いが形になります。
このたび、2人のオランダ人、フランス人、そして日本人のアーティストを招き「Paper-紙」と題された展示会を開催する運びになりましたことに、大きな喜びを感じています。これまでモノタイプ版画、銅版画、製版、詩などの展示を行った本ギャラリーにおいて、今回の参加アーティスト達には、紙を使ったあらゆる創作の形を披露していただきます。
本展示では、伝統的なものを含め様々な手法が用いられます。4人のアーティストたちにより、切り絵、コラージュ、モンタージュ、アニメーションなどの技法が駆使されます。
マニピュレーション、切り絵、織り、組み立てなどの技法、そして様々な素材の組み合わせ、革新的なデザインは、新しいお客様だけでなく、熱心な愛好家やコレクターたちの興味をも掻き立てるでしょう。アーティストたちは、鋏やカッターなどを使ったシンプルな技法で、様々な素材や形や色と戯れた作品作りを披露してくださいます。
マールチェ・ジャケットの作品は、ユーディット・コーニンクとのコラボレーションによるストップモーションムービーです。2人はオランダのアーティストで、定期的にアムステルダムやその他オランダ国内で作品の発表を行っています。
マールチェ・ジャケットは、2011年4月から5月にかけて Le Poulailler にて写真や1分間のムービー作品の展示を行いました。昨年よりコラージュの要素が強くなってきており、アムステルダムで発表を行ってきています。
シャルロット・ムフティは、日本の古い美術作品や新聞紙を使った紙の糸を使って織物に仕立てます。ベルギーのトゥルネー美術アカデミーを修了したばかりのムフティは、実践的で繊細なアプローチを披露してくれるでしょう。
東京の作家・辻恵子による切り絵は、ハサミひとつでイラストレーションを浮かび上がらせます。様々な柄の紙のうえに、選んだ紙の模様のなかから、小さな人物たちを見つけるのです。
辻の独創的な技法では、紙面上の文字や色の面の間を、遊ぶように鋏が進み、軽やかでデリケートな人物たちのシルエットを生み出します。彼女の切り絵は、自由で、遊び心とおかしみがあり、詩的な世界感を作り上げます。
1998年以来、彼女の作品は東京・長野・京都など日本国内の様々なギャラリーで、また海外では2010年に香港の "Pop Up Reading Paradise Exhibition"、2012年にインドの国立美術アカデミーにて展示されてきました。2014年9月から10月にかけては、大社優子との2人展「Cut!」が神奈川と大阪で開催されます。
簡単なご紹介になりましたが、10月に Le Poulailler にて開催されるこれらのアーティストたちの作品を見に、お越しいただけることを願っております。
伊野 妙・訳
Translated by Tae INO
英語訳したものを伊野妙さん(*)に翻訳していただきました。感謝*
原文、英訳は会場のブログにて:こちら
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