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前日に、
愛知での佐渡のイベントのための作品を制作したので"出力"(創る時間)の後の"入力"(鑑賞する側になる時間)というか"充電"もかねて、谷川俊太郎展へ。
三重への出張から帰京したら、すぐ行くぞ!なんて思っていたのに、なんだかんだで遅くなった。
最初の展示室のインスタレーション作品がおもしろかった。"かっぱ かっぱらった…"などの詩を読み上げる声が、鑑賞者を取り囲む壁(4面)に備えられたスクリーンとスピーカーから、ぱかぱかと表示される。
この絵本は、文化学院に在学しているときに、事務室の女性(以前、私が取材を受けた書籍
「
手紙のある暮らし」で、ロッテンマイヤーさんのような方、と登場する方)が下さった思い出の一冊だったりします。私のお世話になった恩師とも、関わりのある作品。
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会場は、若い人が多い印象だった。谷川俊太郎さんなどという、偉大な人と自分を重ねるのはおこがましいけれど、こうやって作品以外のもの(夏はほとんどTシャツで過ごす、と言って私服が展示されていたり、コレクションの古いラジオなど)を見ていると、
朝ドラの仕事の直後の取材ラッシュを思い出し、媒体に・みなさんに興味を持っていただけるということは本当にありがたいことでもありながら、作品が評価される→その作者自身のことを知りたくなる→作品以外の背景や日常や趣向など、さらけ出さないといけないような感じなるのはアレよね、でも、仕方ないことなんだろうか、ね。などということも考える。 何もかもさらけ出さないといけないってことでもないけども。
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実は、
谷川俊太郎、谷川賢作、であるとあるでのCD「あるでんて」のアートワークを手がけたことがあります。その
発売記念公演の際に、舞台上から偉大な詩人にお礼を言われた(それが、いわゆる初交流というか「初めまして」の瞬間だった)ことはわあ、生きててよかったぁ、こんな信じらんれないことが起こるのか!と思ったいくつかのこと(それは
朝ドラの仕事、
宇多田ヒカルさんの仕事も然り)の一つでもあります。
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ところで、この日、新宿方面に出かけた理由はもう一つありました。今月はなぜか、
愛知と
東京と、二つ佐渡関連のイベントがあり、私のグッズも販売されるのですが、その東京の会場を下見というか、どこにあるのか見物に。
ルミネ0(ゼロ)、この時は確定申告の会場になっていました。新宿駅の南口を出て、向かい
にあるバスタ(高速バスなどの発着地)のビルの向かって左側、ニュウマンという商業ビルの入口がある通路を突き当たりまで行って、右へ行くとルミネ0に行けるエスカレーターがあります。
別のルミネに置いてあった「
旅ルミネ meets 佐渡島」のチラシと冊子も、もらってきました。小さな写真集みたいで、紙もしっかりしていて綺麗。企画編集と執筆は編田博子さん、デザイン、アートディレクション、写真は黒野真吾さんだそうです。
冊子には、
佐渡でファンになったパン屋さんT&M Bread Delivery Sado Islandのご夫妻の記事や、
「貼リ切ル」の出版記念展をしたカフェ日和山と同じ建物内にある南書店、昨年泊まった(
高熱だしちゃったけど…orz)On the 美一、ハロー!ブックスなかま?でもあるタガヤス堂の関連写真も載っていて、嬉しくなる。数年前まで何の関わりもなかった佐渡島ですが、一度行くと何か、病みつきになるような魅力がある場所です。*それは、今回「旅ルミネ」でのトークイベントでも東京にいらっしゃる、ハロー!ブックスの主催者の田中藍さんの魅力でもあるのだけれど。例えば、金沢における
岩本歩弓さん(私のブログでの
関連記事はこちら)のような、素敵な仕掛け人だと、私は思っています。
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