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2019/01/26

東京都庭園美術館での岡上淑子展へ








2019/01/26:東京都庭園美術館での、岡上淑子(おかのうえとしこ)展の初日に出かける。来るのは何度目かの美術館。

建物自体も内装のアーチの模様も素敵。岡上作品に出てくるようなドラマチックなドレスも展示されていて素敵でした(右の絵、ボン、キュッ!ボン!と、メリハリのあるシルエット)。

左下に模写した作品は1952年・岡上さんが23歳の頃の作だそう。23歳といえば私は、母校・文化学院の画廊で初個展を開催した年齢なのですが、実は岡上さんも文化学院の卒業生。大先輩。

今回の展覧会の説明文では、そもそも、彼女がコラージュの作品を作り始めたのが、文化学院のデザイン科の授業で、ちぎり絵の課題を出されたこと だったと知ってびっくりでした。学校の創立者の西村伊作さん 
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きれいな風貌―西村伊作伝愉快な家 西村伊作の建築 (INAX BOOKLET)

グッジョブ!です。*伊作が教鞭をとっていた授業かは不明ですけれども。
この美術館+文化学院っ子といって個人的に思い出すのは、2010年10月に、 
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文化学院の学友の結婚パーティーが館内のカフェで開催された時、ウェルカムボードを作ったこと(→ 懐かしい!)。

今や、おしゃれなテープとしての存在が強いマスキングテープですが、本来の「マスキング」テープの本来の使い方というか、マスキングテープで文字の形に「マスク」(カバー)して、その上から絵の具を塗って作ったなあ。

そして、そのウエルカムボードが設置された結婚パーティーにも列席しました。*右から二番目が私です。私の左は美術家の荒木珠奈さん、一番左は、スペシャルゲストのハナレグミ。 





話を元に戻しましょう(笑)、文化学院の先輩でもあるコラージュ作家、岡上淑子さんについて初めて知ったのは6年前くらい。「手から、手へ」などの編集者・山本純司さんが教えてくださって、新宿の高層ビルの美術館に原画を見に行ったのが2013年(とブログを参照しました、なんでも書いておくものだ・・)。

余談ですが、その日に宇多田ヒカルさんの母上(で、私の名前・ツジケイコと子音しか違わない)藤圭子さんが、正に新宿でお亡くなりになったのでした。

その時に何か交信しちゃったのかなあ、と後々、まさかの「宇多田ヒカル」さんとお仕事ご一緒する機会(「とと姉ちゃん」、「花束を君に」)のことを思うこともあります。そんな、 スピリチュアル系の人とかではないんです!けども。…また話逸れた。w




岡上作品と私の作品は、ハサミとノリと「ありもの」の紙を使う画法。同じ学校を出たことも親近感がわくのだけど、似ているというのとはちょっと違って、彼女の作品で感じたことを帳面に文字で書きつけつつ見てました。恵泉(世田谷の学校)の時の学友が、のちの(現代音楽の巨匠)武満徹さんの妻になる方で、武満さんが岡上さんにとってシュルレアリスムの師のような存在となる瀧口修造を紹介してくれた?というようなことも知る。人との繋がり、影響しあうのは興味深い。  




私もハサミとノリと手と(目を入れたりもしますが)を使う作品作りをしていて、動画のような、印刷物などから人物像を切り出す作風は切り絵と呼び、朝ドラ「とと姉ちゃん」や絵本「かげはどこ」などで、髪の毛、顔などパーツごとに切って貼り合わせたのは貼り絵、と呼んでいるのですが、貼り絵とコラージュって同じことなのか?など、技法についての表現も帳面にメモしていたのですが、colleはフランス語で糊の意味、collageは糊付け、とか貼り付け、というような意味らしい。

他に、papier collés(パピエ:は「紙」、貼られた紙)という言葉もあるそう。パピエコレ、が貼り絵に近いのかな!とか。まあ、なんと呼んでも良い気がしますけれども。切り絵だって、切り紙、という人もいれば中国風に?剪紙と言う人もいるように。職業柄、おお、こんなに(言語的)表現方法があるのか!と、ワクワクしてしまいました。                                    





雰囲気のある建物で、学芸員・あるいは監視員の方も執事のように見える素敵さです。ここは撮影可能なスポット、原画ではなく、引き伸ばした岡上作品が飾られています。近くに寄ってみると、実物よりも大きいこともありますが、モアレがいい感じ。
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岡上さんのことを教えてくださった山本さんにも聞きましたが、彼女がコラージュ作品を作ったのは、ほんの短い間のこと。短い間に多くの作品を手掛けられたのだなあ、という印象ですが、そのほかの・写真の作品や、デッサンや植物の絵なども見ることができました。でも、やはり彼女を彼女たらしめているのはコラージュの作品世界だな、と感じる。




またまた話が逸れますが、初めて欧州に行った時にお世話になった・合同展もご一緒したオランダのマールチェさんMaartje Jaquet)も、コラージュの作品を作り、また、写真作品や線画など、画法や作風が幅広いことなどもあり、彼女のことも連想していました。上の写真は、私の家にある彼女の作品(物々交換をしたのでした、その時の日記はこちら)。    








展覧会を見終わった後、新館のカフェで、ちょっと一休みしたいな…とカフェを覗くと、ハサミ型のチョコレートの乗ったケーキを見つけてしまって、つい…。そういえば、イベントのときに、CORB店主にハサミ型のパンを焼いてもらったことあります、私。




あー。しっかり充電できた感じ!と美術館を後にする。外観は(右の写真のように)割とシンプルなのですが、


内装や入り口のタイルなどは凝っていて、場所自体に魅力があります。岡上淑子展は4月まで開催中だそうです。
  

2014/07/01

岡上淑子さんについてのトークへ(話者・山本純司さん)






Tシャツ展の帰り、その足で(東京から東川口に北上、そして南下、のち西への
プチ旅行?)荻窪の六次元)で開催された、トークイベントへ行きました。

プロジェクターの光、きれいだなーと思って撮ったのだけど、瞳に似てるね。 




話者は編集者の山本純司さん()。絵本「ここが家だ」や、植田正治の
写真の手から、手へ」(たまたまデザイナーが学校の先輩・日下部さん
だった驚きのエピソードがある本)などの編集もなさっている方です。 





トークの会場・六次元は、前のオーナーのお店だった頃(2006年、8年前!)に、
個展をしたことがある場所。当時と壁や床の色は違うけど、ランプや床の凸凹等は
ひなぎくの頃のまま。懐かしい。                      





トークの主題は、(ここによると「元コラージュ作家」の)岡上淑子)さん。
山本さんと茶飲み話をしているときに、私が文化学院卒業だ、という話をしたら、
同じ学校卒業の人で、こういう藝術家がいるのだ、と教えて頂いた方です。   



1928年生まれの彼女の世代には大事にとっておくものであったであろう洋書の雑誌に
臆することなく刃をあてバラバラにし、気に入ったパーツをより分けて、コラージュ
作品にするのだそう、という話のとき、色々共通点というか、ああ、分かる分かる。
という感覚になる事が多かった。作品が勝手にできていくようなことも。彼女は今、
製作をしていなくて、そのスパッとやめてしまう所、についても語ってらした。  
あとでちゃんと書けるように、けっこうシッカリとメモをしたのに時間ができて  
やっと更新できるわ、という今、そのメモが隠れてしまっています。「みなまで  
書くな、無粋だわ」という岡上さんからのテレパシーなのかしら、と思いつつ、  
覚えているとこだけ書きました。もしかしたら、後ほど追記します。       






話を聴きつつ、言葉のメモをとりつつ、時々、上の写真の作品を模写していました。
矢印で単純化すると、おお〜。この人、すごいわ。きっとこれ、計画的に考えないで
手が勝手に動いちゃってるんだろう。個人的メモでわかりづらくてすみません、  
右の矢印が影になって見えていないけれど、こういうこと:           

扇の頭
   
↑   ↖↗   ↑
塔   ↙↘   塔

末広がりのスカート




8/2、その(ぎっちり書いた)メモが出てまいりました。(解読はのちほど??)









Nazraeli Pr
発売日 : 2002-06

2013/10/21

各々会津話・月の封筒・生き物同士の会話







本日も、ちょこっと在廊。週末には天気が荒れるとか。今日と明日はまだ大丈夫みたい。




編集者の(&先日の Book! Book! AIZUのトークゲストでもある)山本純司さんが 
いらっしゃって、しばし会津話など。手にしているのは、渋谷のアツコ・バルーで 
開催中の植田正治展の案内状。10/28に、純司さんがトークをするそう。私も聴きに 
行きます。それにしても、先日から、会津に来てた皆と、各々に「おつかれ様会」を 
しているかのようだな。それぞれが楽しんだ会津のいいもの、次こそは!と思う。  
雑談中、私が「芝生のある通りが「恵泉」通りというのは何故?」と店主に聞くと  
「奥にある恵泉女学園の恵泉からかな?」との答え。山本さんいわく「え!恵泉って  
岡上淑子(アーティスト、私にとっては文化学院の大先輩)の母校だよ」。恵子の 
恵、だし、何だか不思議。帰り道、ここは淑子さんの通学路、と想像して歩く。  





個展会場に着く前に、同じ通りのハルカゼ舎に封筒を納品しました。ビバプリントゴッコ展
の時につくった三日月の模様の入った封筒、3枚セットです。(一枚一枚刷っています)。
ご利用くださいね。レジ脇には私の小作品も。起き上がり小法師もいます。       





ハルカゼ舎の近くのウレシカでは、ユフラのてぶくろ展が最終日で、ユフラっ子とも再会。
連日会えた幸せ。ツーショット記念撮影。もう、この年でiPhoneに親しんでいる彼女。  
私の端末を見たがって、私が「ほら、いま電源きれてるから、何も見えないね」と、   
はぐらかそうとしたら、小さな指でホームボタンを指さして「ここを押せば       
点くよ?(しらないの?)」と逆教えられる、大の大人であった。          
無言の、ボディランゲージまじりの、生き物同士的な意思の疎通。           

ユフラの展覧会は今日が最終日、ウレシカでの次の展覧会はキノコずき必見?木曜日から。




 
個展は10/29まで開催中!*水・休 11月は大阪iTohenに巡回します。





2013/08/22

「F」と「TS」






「新宿の女」でデビューした歌手・藤圭子が新宿の高いところから落ちてお空に帰ってしまった日、 
見なくちゃと思ってた展覧会を見に、新宿の高いところにある美術館へ。彼女は、西新宿の10階から
んだのだそうだ。ここは西新宿の42階。飛んで、落ちて、タマシイは今、西新宿の上空を泳いで 
いたりしてね。藤圭子の歌は、さすがにリアルタイムでは知らなかったけれど、「ふじけいこ」と 
つじけいこ」は最初の子音( F と TS )しか違わなくて、勝手に親近感もってました。合掌。   






報道で関係者が、彼女の「影」について語っていたのが興味深かった。
帰宅後、こういう記事も見つけました。ルサンチマン…。      









見に行った展覧会は、これ。会期があと数日ということもあり、平日だけど盛況でした。
「不思議な出会いが人生を変える」。まさにね。岡上淑子母校の大先輩)の作品の 
キャプションにあった「メッセージ性に毒されない無垢さ」というような文句に   
ぐっとくる。そうなんだよ、何かを伝える為に作るのもいいけど(挿絵画家のお仕事
ときは伝える事が重要だけれど)、誰のためでも、何のためでもなく手が動くままに 
作るのは赤子のように無垢で純粋な行為だ。そんな風に私も作りたい。そんな風に  
作ったものが誰かの心に響いたなら、さらに幸せなことだね。藤圭子のことを想い、 
高層階で展覧会をみて、地上に戻り、この展覧会の事を教えてくれた方本を書い、 
見せたい人に届けて帰る。「不思議な出会いが人生を変える」かもしんないから、  
芽を吹くか・花咲かせ実を結ぶか分からないけど、撒ける種は蒔いておくんだ。   

              → 後日談:トークイベント実りました