(「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)ランスのルーブル美術館・分館、
だったのが嘘のように晴れました。透明な外壁と雨で濡れた地面。いいな。
ルーブル美術館分館の、じゃなくて私も参加している「PAPIER - 紙」の会場、
Le Poulailler(ル・プーライエ)の画廊主パトリックさんと。最初、作品を送る
だけでもいいから、とオファーがあったけれど、以前から交流のあった彼にも
参加アーティストのひとり、マールチェさんにも会いたかかったので、行く!
と自分から言ったのだった。一生、ヨーロッパには行かない気がしてたけど、
今いかなくてどうする!と思って。来られてよかった。会えて良かった。
…なんて劇的に、ここで、感動していたわけでもないのですが(笑)、さー、
ワヌアンに戻ろうねー、と並んで歩く皆(左からユーディット、マールチェ、
パトリック)の背中を不思議な心地で眺めていたのは本当。んー、なんで今、
ここにいるんだろうなあ。無鉄砲に、来ちゃいましたね、私、と。
\うふふ、いいんだよ/
° 。 °
/
わー、すっごい角刈りにされてる木だね〜。
あ、とんがった山!(この一つ前の記事でも書きましたが、鉱山で掘り出した
土を盛ったものです)マールチェいわく「富士山みたいじゃない?」私「んー
富士山はあんなに、とんがってないよ」マールチェ「そうだったかしら」?
並んで走る車が、山ほど牧草を積んでいて(こんなの初めて見た)、
ここは確かに異国だった。何か事故があったらしくて、やや渋滞。
かわいらしい雲がぽかん、と浮かんでいました。オランダ人のマールチェさんは
フランス語が達者なので、車内で聞こえる会話はだいたいフランス語だった。
学生時代、英語と並行して勉強するのは無理だ・・と諦めてしまった言語だけど
画廊夫妻と分かり合うために、たまに記憶の片隅から単語を引っ張り出して
使ったりしたとき、ああ、言葉、勉強、大事!と思う。(がんばろう)
*
ともあれ、遅くなったけど、ただいまー。滞在先/画廊にもどりました。フランスに
到着した時の日記にも書きましたが、道路に面した壁にはこの建物が建てられた年、
「1808」の文字が。そして、手前にはたわわに実るリンゴが。素敵な光景。
たぶん2時過ぎだったとおもうけれど、私達を待っていてくれたマダム。なんて
優しいのかしら。お昼ごはんにしましょうね、と、用意をしてくださる。食事を
とる部屋は、バーのようになっていて色々なものが置いてある。古いトランプの
山があり、ざくっと数枚まとめて引き抜くと、ハートのエースが。…吉兆? :)
じゃーん。あれこれ美味しかったのだけれど、オランダ人アーティストの
ユーディットも同じ意見だったのは:マダムのドレッシング、さいこう!
翌日、時間差で「そういえばあのドレッシング!すんごい美味しかった!
レシピを知りたい」とお願いするほどに。エシャロットがミソ、らしい。
左下の写真は、お米と人参と、下にみえるのは細かくしたセロリ、そして
トマト。右下の写真は、グラタン。オーバカナルのクレームブリュレの
お皿、を思い出す、浅いお皿=だから、ぞんぶんに焦げ目を楽しめる!)
至福の時でした。食文化のゆたかな国だなあ。フランス。
長々、あれこれ。ようやく「PAPIER - 紙」の初日10/11まで更新できました。
今夜から、展覧会が始まります。日本だと展覧会は初日、通常どおり朝から
または昼からオープンして、夜にパーティーを開いたりするけれど、こちらは
夜から始まるのね。しらなかった。昼ごはんのあとは、あれこれキャプション
つくったり、打ち合わせをしたり。さ、いよいよだ。(旅日記、つづきます)
*
この展覧会のための欧州への旅でした:
「PAPIER - 紙」
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)
会場: Le Poulailler
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)
会場: Le Poulailler
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France
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