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2014/11/08

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:Le Poulailler(鶏舎)での作品搬入

(実際には10/10の出来事ですが、旅日記の上に来るように日付を11月にしておきます)



「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)展覧会「PAPIER - 紙」のための旅、なのに初めての欧州ということもあり、全然関係ないあれこれで更新に長々とかかりましたが、さあ、いよいよ作品搬入。猫と遊んでいた中庭の奥が会場。




PAPIER - 紙」の会場は、Le Poulailler(ル・プーライエ)という名前の画廊なのですが、これは鶏舎という意味で実際にニワトリ小屋だった建物。展覧会にお声がけ頂いたとき、ぱっと思い出したのは山口県にあるロバの本屋)のこと。元牛舎を店舗・兼・展示スペースにしている所で、山奥にもかかわらず、着実にファンを増やしている、すてきな場所。その直感は当たっていた。"まさに、フランスのロバの本屋やぁ〜。" と、ヒコマロ風に言いたくなる。

ロバの本屋は、山の中にあって隣の家までもしばらく歩くほどにポツン、とある画廊・店だからニワトリ小屋よりも長閑さやウワテな感じがするけど、ニワトリ小屋のほうだって、朝に本気でコケコッコーとか、モー(牛の声)とか聞こえるからトントンだ。*ちなみにロバの本屋では鹿の鳴き声を聞きましたが。

パトリックさんのお宅は、1808に建てられたとても広いお家で、今は改装して画廊になっている所以外にも「ここは牛舎だった部屋だよ、この小さな部屋はチーズを作る部屋だったところ」とか、逸話がおもしろかった。






…閑話休題。何も並べられていなかったスペースに、作品を仮置きしていく。奥にいるのはオランダのアーティスト、ユーディットさん。今回は映像作品でマールチェさんと共作をしています。作品を頂いたの、のちほど紹介できればと思います。★追記:こちら。      



参加作家たち:左はフランス人のシャーロットさん。会場があるワヌアン近くの街・リールを拠点に活動している方。真ん中はオランダ人のマールチェさん。写真展をこの会場で開催したこともあるのだけれど、今回は展覧会のテーマである「紙」を使ったコラージュ作品を中心に、先述のユーディットさんとの共作の映像作品も。(そして右が私です、切り絵作品を出品)。                 



さー、トンテンカン、始めますかぁ!…と、腕まくりするも、背の低い私と、背の高い皆さんとでは視点の高さが違い、「それじゃひくすぎるかも…」と。



いろいろアドバイス頂きながら、結局、パトリックさんの手を借りて。実はインターネットでやりとりするばかりで、顔すら存じ上げなかったのですが、実際にお会いしてみて、ほっとしたというか温和で、本当にいい方でした。展覧会に参加してください、なんて具体的な話をする、ずーっと前(もしかしたら2006年くらい)に、個展の案内状で手紙を書いたことがあったのだけれど、それを大事に額に入れ、キッチンのよく見えるところに飾ってくれてあったりして、何だかもう、遠くの国で、自分の作品について(こんなに)「いいな!」と思ってくれている人がいるなんて嬉しいな、と思いました。                  





ありがたいなあ、ほんとになあ。いきててよかった。きてよかった。なんて思いつつ、釘を渡したり、トンカチ渡したり、サポートに徹する私でした。                       



この作品「つ」は、2012年、cafe+gallery 芝生での合同展「2013カレンダーと季節のごあいさつ」展のとき、「あ」「い」「さ」「つ」、を切って製作した作品です。初日に、どれか購入済みになってしまったので「あいさつ」というひとつの言葉としては、散り散りになってしまったけれど。          




これは、2012年の私(ガラスに反射しております)と、東京で展示したときの/作りたてホヤホヤの同作品です。






作品をお送りして、額装もしていただいたのでした。何からなにまでありがとう、メルシー、パトリック。



…っていうか、ハンマーって、立つのか! w




他の作家たちも着々と搬入作業。シャーロットさんは立体の 作品を出品。インスタレーション作品というか。




マールチェは、コラージュ作品とユーディットとの映像作品を出品。普段は朗らかな彼女だけれど搬入時のこわいほどに張り詰めたような集中度合いをみて、アーティストの世界共通の何かを感じる。真剣勝負だものね。共感。





"んー、いいねー。" と眺めるワタクシ。 Photo by マダム




搬入作業が大体おわって、ホッとしてる頃にまた庭に猫のゼゼットがやってくる。ユーディットに、すりすり。赤毛のユーディットと、桜色の入ったような不思議なグレーの毛の猫が緑色の芝生の上でたわむれている、のを見てる黒髪のワタクシ。


さっきの記事で更新しちゃったこの写真も実は夕方に撮ったものでした。ビジンさん。  




\ああ、世界のドコにいても、日は暮れるんだなあ…。/と、空を見上げる私。





         \Tu connais pas? /(そんなこともしらないの?)という目で、猫。  

さあ、夕ごはん食べに出かけよう!(旅日記、つづきます)


やっと搬入についての更新ができました!この展覧会のための欧州への旅でした:                     


「PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                     
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    




2014/10/12

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:フランス出発・林檎にテントウ虫






「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)フランス・Le Poulailler(ル・
プーライエ)での展覧会「PAPIER - 紙」のヴェルニサージュの翌朝。
皆が起きだす前に目覚める。庭の植物の写真を撮る、静かな朝。朝露。



 

あ、風見猫。かわいい。木の上に、椅子と鶏のオブジェがあったり
前に展覧会をしたアーティストが樹の幹に絵を描いてたり、   
遊び心があちこちに。                    







ここにお茶があるから自由にいれていいよ、と教えてもらっていたのでセルフで
朝ごバナナと紅茶。今回の滞在、さいごのフランスでの朝食に「イングリッシュ
(英国の)ブレックファースト(朝食)」の紅茶を飲んでる、ふふふ。     
  



画廊・Le Poulailler、は鶏舎という意味で、以前は鶏小屋として使われていた
建物。なので看板の奥に飾られたオブジェもニワトリです。        








いっしょにフランスに来た(というか彼女たちの運転で連れてきていただいた)
オランダ人アーティストのマールチェユーディットも起きてきて、画廊主の 
パトリックと何やらパソコンしごと。なんて言っているうちに、そろそろ出発。




画廊主の奥様と、皆とも記念写真。



朝、バナナしか食べてないのを知ってか、パンを持たせてくださった。
水のペットボトルに、あのジュース入れてもいい?とリクエスト。これ
美味しかったんだぁ。パンは、チョコチップ入りの、やわらかい細長い
パンだった。いろいろ(これとかこれとか)あり「ケイコ=猫好き」と
思われていたもので(まあ当ってますが)、猫の舌の形のチョコを、 
おみやげに持たせてくださる。                  




そのチョコの箱を切って、切り絵を目の前で作ってお礼をする。
二度目の「山下清」(ドラマの中で絵を置いていく、あれ)だ。
一回目はこちら @ ノリコさんち(in オランダ)     






Le Poulaillerの前には林檎の木があって、たわわに実っていました。



別れ際に、もいでくださった。美しいなあ。




楽しい時間は、あっという間。またねー。




みんなに林檎をくださったのだけど、前の座席に
座るマールチェ、スポッとドリンクホルダーに 
林檎をいれる。ぴったりだ…。しっくりだ…。  



ドライブ・インで停車したときだったか、「あら!見て!」とマールチェ。
テントウ虫がついていました!フランスからベルギーまで旅したところで、
テントウ虫は下車。私達はオランダまでドライブ。旅日記、つづきます)



この展覧会のための欧州への旅でした:            


PAPIER - 紙」                             
作家: Maartje JaquetJudith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                       
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    





2014/10/11

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:ベルギーの友と再会、昔の絵葉書








「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)フランス北部にある画廊での展覧会
「PAPIER - 紙」の初日、知り合いもいない土地ですが、楽しみにしていた再会が
叶いました。話すと長くなるのですが、4年前の2010年、アイスランドの火山が
噴火したことで飛行機の欠航が相次いだときに出会えた、建築家のヘラさん。 
  




検索してみたら、こんなお仕事をなさっているのですね、かっこいい!:     









会場はベルギーとフランスの国境まで数百メートルしか離れていない、ということも
あるけれど、隣の国から会いに・展覧会を見に来てくれた、って凄く嬉しい。今回の
旅でよく話題に上がったフランドルフラマン人の話など、する。画廊主に紹介を 
すると、意外な共通の話題があって、そして画廊主の素敵なしごとの話も聞けた。 
もっと話を聞けたら良かったな、と思える話。メールできいてみようかしら。   







フランスで展覧会に参加することになって、しかもそれがベルギーに近い会場 
だったから4年ぶりの再会ができたんだなあ、不思議。ヘラさんに画廊主と私は
フォトシェアリングサイト「フリッカー」で知り合った・作品を知ってもらった
んだよ、という話をする。その頃に送った葉書を飾ってくれてあるんだ、と。 




この葉書は2006年の個展の案内状。これと、もう一枚同年の案内状も飾ってくれて
あった。ニワトリの古切手を貼ってあるのはなぜかというと、画廊名(…とは当時
しらなかった、単なるハンドルネームだとおもっていた「Le Poulailler」が鶏舎 
つまりニワトリ小屋、という意味だったから。何かアートの活動をしている人だ、
ということは知っていたけれど、こうやって展覧会として実を結ぶとはね。   



この絵柄は、いまは絵葉書として販売しています。→「With ♥




会いに来てくれてありがとう、またどこかでね。と見送りました。
会えなかったもう一人のベルギー人の友へのお土産を託して。  
旅日記、つづきます)                    





「PAPIER - 紙」                             
作家: Maartje JaquetJudith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                       
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    







「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:ランス→ フレンチ・ランチ







「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)ランスのルーブル美術館・分館、
あー、楽しかった。滞在地/画廊のあるワヌアンからランスへの道中、大雨
だったのが嘘のように晴れました。透明な外壁と雨で濡れた地面。いいな。




ルーブル美術館分館の、じゃなくて私も参加している「PAPIER - 紙」の会場、
Le Poulailler(ル・プーライエ)の画廊主パトリックさんと。最初、作品を送る
だけでもいいから、とオファーがあったけれど、以前から交流のあった彼にも
参加アーティストのひとり、マールチェさんにも会いたかかったので、行く!
と自分から言ったのだった。一生、ヨーロッパには行かない気がしてたけど、
今いかなくてどうする!と思って。来られてよかった。会えて良かった。  




…なんて劇的に、ここで、感動していたわけでもないのですが(笑)、さー、
ワヌアンに戻ろうねー、と並んで歩く皆(左からユーディット、マールチェ、
パトリック)の背中を不思議な心地で眺めていたのは本当。んー、なんで今、
ここにいるんだろうなあ。無鉄砲に、来ちゃいましたね、私、と。     
 

     \うふふ、いいんだよ/

°  。 °






わー、すっごい角刈りにされてる木だね〜。





 あ、とんがった山!(この一つ前の記事でも書きましたが、鉱山で掘り出した
土を盛ったものです)マールチェいわく「富士山みたいじゃない?」私「んー
富士山はあんなに、とんがってないよ」マールチェ「そうだったかしら」? 




並んで走る車が、山ほど牧草を積んでいて(こんなの初めて見た)、
ここは確かに異国だった。何か事故があったらしくて、やや渋滞。 



かわいらしい雲がぽかん、と浮かんでいました。オランダ人のマールチェさんは
フランス語が達者なので、車内で聞こえる会話はだいたいフランス語だった。 
学生時代、英語と並行して勉強するのは無理だ・・と諦めてしまった言語だけど
画廊夫妻と分かり合うために、たまに記憶の片隅から単語を引っ張り出して  
使ったりしたとき、ああ、言葉、勉強、大事!と思う。(がんばろう)    








ともあれ、遅くなったけど、ただいまー。滞在先/画廊にもどりました。フランスに
到着した時の日記にも書きましたが、道路に面した壁にはこの建物が建てられた年、
1808」の文字が。そして、手前にはたわわに実るリンゴが。素敵な光景。    








たぶん2時過ぎだったとおもうけれど、私達を待っていてくれたマダム。なんて
優しいのかしら。お昼ごはんにしましょうね、と、用意をしてくださる。食事を
とる部屋は、バーのようになっていて色々なものが置いてある。古いトランプの
山があり、ざくっと数枚まとめて引き抜くと、ハートのエースが。…吉兆? :) 





じゃーん。あれこれ美味しかったのだけれど、オランダ人アーティストの
ユーディットも同じ意見だったのは:マダムのドレッシング、さいこう!
翌日、時間差で「そういえばあのドレッシング!すんごい美味しかった!
レシピを知りたい」とお願いするほどに。エシャロットがミソ、らしい。
左下の写真は、お米と人参と、下にみえるのは細かくしたセロリ、そして
トマト。右下の写真は、グラタン。オーバカナルのクレームブリュレの 
お皿、を思い出す、浅いお皿=だから、ぞんぶんに焦げ目を楽しめる!)
至福の時でした。食文化のゆたかな国だなあ。フランス。       












長々、あれこれ。ようやく「PAPIER - 紙」の初日10/11まで更新できました。
今夜から、展覧会が始まります。日本だと展覧会は初日、通常どおり朝から 
または昼からオープンして、夜にパーティーを開いたりするけれど、こちらは
夜から始まるのね。しらなかった。昼ごはんのあとは、あれこれキャプション
つくったり、打ち合わせをしたり。さ、いよいよだ。(旅日記、つづきます)






この展覧会のための欧州への旅でした:                     




「PAPIER - 紙」                             
作家: Maartje JaquetJudith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                       
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France