映画「みんなのアムステルダム国立美術館」を観に行きました。10年ちかくもの長い間の改装工事を終ったのは2013年4月。2014年の10月、私が欧州旅でここを訪れたときは、改装したてで、と言ってもよい時期。美術館の入口は二つの建物が隔てられた通路のところにあるのですが、その真中には自転車が走っています。
アムステルダムの自転車乗り(サイクリスト)は、かなりスピードを出すので、こわかったよー、ぶつかりそうで…と滞在先の旦那様・ロヒールさんに話すと、あそこは歩行者だけにするか自転車を通すかで問題になったんだよ、でも自転車を排除しちゃちゃぁ、アムステルダムじゃないよ!とのこと。そっかー、そうなんだーと聞いていたのだけれど、この映画では正に、その美術館とサイクリストの戦いも所々で描かれていました。
決まったことが覆されて苦笑い、とか「デザイナーあるある(?他の職業でもそうですね)」に微笑したり。滞る工事、収集品が留め置かれた倉庫で眠る美術品。新しく所蔵品となった日本の仏像:阿吽の木彫をうやうやしく荷解きするときの目の輝き、などなど、美術を仕事としている人のモヤモヤや、キラキラが続く。
なんとかかんとか、改装後のオープンにこぎつけたとき、「ああ、あんなことがあったとは思えないほどの出来だねえ!」みたいなことを言い、努力の跡がみられないのがエレガンスってものだよね、という(詳細不明、うろ覚えですが)その一言が、この映画を集約しているように思えました。
チリンチリーン。入口の前の歩道の目の前を、自転車がビュンビュンと走っています。
*こんなふうになっています。
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美術館
ーーー(入口)ーーー(入口)ーーー
歩道
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自転車道
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歩道
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美術館(たしかこちらには入口なし)
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こちら、予告編です。
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私が撮った、Rijks(ライクス)・国立美術館での写真はこちら→ (前編・後編)。
美術館の正面入口の、高い塔のてっぺんに立つ天使像の微笑みを間近から撮った映像をスクリーンで見られたのは、とても嬉しいことでした。映画監督さん、ありがとう。
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ちなみに、映画をみたユーロスペースは移転する前にこの映画を見た場所。なつかしいなあ。ピンぼけでゴメンナサイ、左の「そして人生はつづく」はイランで大地震があったあとのお話。311まで、あと3日。3日たったら、4年。そんなときにこのチラシを見かけたのも何か、どきっとしたのです。
せっかく渋谷にきたのだし、と、NHKに立ち寄る。動物ふれあいコーナーみたいな催しをやっていました。羊、ごくろうさま。がんばってねー。メー。
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