いる、切り絵(と、切り絵の技法が作業工程にある型染め)の作家さん二人の
展覧会の初日でもありました。これは、いかねば。今森さんは写真家としても
知られています。ある編集者が、同じ切り絵だからと私の絵本を紹介して
くださって、同じ「ハサミで切り絵をするひと」として交流が。数年前に、
ムックで今森さんの特集があったとき、文章を書いたこともあります。 :)
「Cut!」と Cat 。本を送ってくださることも多いので、久しぶりに
お会いできたこの機会に、せめてもの贈り物をしました。写真x切り絵の
本ですし。右は、出たばかりだという、今森さんの新刊「だれかさん」。
絵本が出ているとはしらず、この原画、いいなあ、絵葉書にでもなって
いないかしら?と思っていたので、ホクホクです。
サインを頂いたのは多分はじめてじゃないかしら。サイン待の人たちが
私の後ろにもずらり、といらっしゃるので、手短に近況報告をして、
また、ゆっくり!と言ってデパートを去る。最近も個展しているの?
昨年はヨーロッパにも…。個展?(えーとフランスでは日仏蘭の4人展
スウェーデンでは個展…長い!)パリ?(えーと、ベルギーの近くの…
長い!)だいぶ、はしょる。ゆっくり話す機会、いつかあるといい。
最近はファスト・ファッションの店も増えてだいぶ様相がかわってきた
銀座にくらべ、日本橋の街は、まだ大人の雰囲気というか、いい意味で
渋い落ち着きがある。来週、神田祭があるとのことで、荘厳な建物にも
外資系のホテルにまで提灯が飾られていたりする。かっこいい。
さっき、今森さんの絵本を買ったばかりだけれど、次の目的地に向かう前に
大きな本屋で、さがしもの。あった!尊敬する芸能品お二人の雜誌と本を
手に入れました。タモリ、黒柳徹子。唯一無二というのは彼らのこと。
賢くて、人気があっても浮かれたりエバルことなく、柔軟なのがよい。
今森さんの展覧会・日本橋から、関さんの展覧会・茗荷谷へ向かう。本を三冊と
ちょっとした東京土産、のつもりが三重土産になってしまったものを抱えて。
大手町駅では地下鉄半蔵門線の運転席の扉に書かれた「乗務員室」という文字の
「室」の文字の中に、三角 △ があるなぁ…と気になって、パシャリ。今森さんの
紙を折り→切り→開いて出来る切り絵と同じ手法で、できるね、この字体。笑。
*
関さんの展覧会の会場の橙灯(だいだい)に到着。2階が目的地なのですが、
1階に新しいお店ができていて、わー。営業時間に来られたらよかった!
いつもは、あまり目立たないビルなのですが、開店記念の花々が華々しい。
初日ということもあり、こちらでも作家ご本人に再会できました。
右=私、真ん中=関美穂子さん、右=偶然再会できた写真家の
(オフィスで画廊・"カワウソ"のヌシの一人)大沼ショージさん。
*撮影=橙灯店主・感謝!
関さん、そうだ、京都(在住)の人だ!これ、もらって?と、今森さんの
京都展のチケット(いただきもの)を、差し上げる。これ、実はもう会期が
終了していたのですが、たまたま、関さんがご自分で染めた布のスカートと
チケットの色合いがばっちり合ってい感動ものでした。そして関さんの手の
美しいこと!関さんは、最近、大きな作品をつくるようになったとのこと。
先程みてきた展覧会(今森さんの作品)も凄く大きくて、関さんの作品も。
自分の次回個展のことを構想しているとき、また、それは信頼する会場の
オーナーも常々リクエストしてくださっていることなのですが、大きめの
作品を作ることについて考えていたところ。今日、立て続けに切り絵仲間の
二人の大きな作品をみて、何か、背中を押してもらった感じがしました。
大きさ、小ささについて感じるところがあった、といったほうがいいかも
しれない。ロングランになった個展「日めくりの日々」の作品は、かなり
小さくて、これは私が老眼になるまえに成せねばならぬ!なんて気負って
いたのですけれど、年上(60代)の今森さんの作品の、大きな画面を構成
しているパーツの数ミリ単位のちいささをみて、あ、大丈夫なんだ!と
何やら、ホッとしたりしていました。小さな作品、作れなくなるのかと
思っていたものだから。大きい、小さい、行き来するのがいいかもね。
アイスコーヒーで休憩。京都のyugue(ユーゲ)の、くるみとドライフルーツの
クッキーサンドは、関さんの原画でラッピングされています。ぜーたく!金太郎の
柄のものを選んで、ていねいに剥がして頂きました。ステンシルのように絵付けを
されているのか、色の濃さや、にじみ具合が一つ一つ違い、選ぶのも楽しいです。
会場でばったり会った大沼さんと、茶飲み話。大沼さんのオフィス・画廊は
カワウソという名前なので、ほらみて、この本、表紙にカワウソがいるよ!と
いう話をする。今日は本ばかり買う日のようで、本日4冊目。関美穂子さんが
表紙の絵を制作した「サーサの月よみ」を手に入れました。すてきな絵だね、
というようなことを言うと、物語が素敵で、それに突き動かされただけだ、と
仰っていました。今森さんのトークで、なぜ作品の制作にハサミを使うのか、
という質問に対して、ハサミは程よく不自由なのだ、と答えてらして、何か
ああ、分かるー、というような言葉を聞けた日でもありました。
*
橙灯で、お茶を飲みながら、隣の席の方が、私も切り絵制作で関わった
ドラマ「紅雲町珈琲屋こよみ」の話をしていました。テレビは沢山の人が
みるものですが(あたりまえ)、なんだかおどろいた。家に戻り、同番組を
録画したディスクに、識別用にコーヒーカップをかいておこう!…と油性の
マジックでサラサラっと描いたものの、うっかり!「珈琲屋〜」を録画した
ディスクは目下、取り出し中で、手に持ってるのはこれから入れるやつだ!
あわててコーヒーカップの絵を女の人の顔にリメイク。…違和感なし!笑。
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