世の中はゴールデンウイークなので、私も少しお休み気分で、
やっと→「とと姉ちゃん」オープニングの打ち上げランチに、
ゆきました。家族と。神田のまつや。初めての、まつや。
明治17年創業だそうです。1884年!
数日前にこの老舗の蕎麦店に営業日の問い合わせ電話をしたとき、
忙しい昼時にかけてすみません、つっけんどんな対応だったら
どうしょう…と思っていたら「手前どもは◯曜日だけがお休みで
ございます」と、やあらかい初老の?男性の声。手前どもなんて
素敵な言葉遣い、生で初めてきいたかも、よいねえ。"てめえ"じゃ
なくて、"てまえ"ども。声の主はきっとあの方だわ!と遠くから。
相席した家族の小学生くらいの男の子が、今迄食べた中で一番おいしい
お蕎麦だ、素晴らしい!みたいなことを言っていて、こんな美味しいの
小さい頃に知っちゃうと後で大変だぞー、「俺、蕎麦職人になる!」
とか言い出したりしてね。角がぴしっとしたおそば、最高でした。
東京で大晦日に年越しそばを食べている人々、という報道が
されるときに写るのは、たいていこの「まつや」か、あるいは
すぐ近くの「やぶそば」で、私はどちらかというと「やぶ」派
というか、独特の節回しで音楽のような「いらっしゃい〜〜」
が大好きなのですが、今日は入らず。3年前に火事に遭った後、
再建したのを「よかったねえ」と眺めて帰りました。蕎麦屋の
行列は、(回転が早いから)ン時間待ちなんてことはなく、
たかが知れてていいね。お客も心得たもので、食べたらスッと
出て行くのもいい。生粋の江戸っ子ではないけれど、なんだか
江戸の粋、ってかんじで素敵な空気感の場所です。
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