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2018/02/21

二人展の設営日:大津絵と浮世絵と先祖の話






2/21:いよいよ、叔父との二人展の設営日。美旗駅から
会場の堤側庵(ていそくあん)ギャラリーまで、叔父の
車で送ってもらう。とても迫力のある建築物です。  




前に徒歩20分くらいかかるのかな?とツイッター
などで発言してしまっていたような気がするの 
ですが、徒歩の場合は最寄り駅の美旗駅から、 
約12分(Google調べ)〜15分(by画廊の地図)位。
り駅の改札を出て、大通りに出たら左へ、しばし
直進して、新田の交差点に出たら右折、ひたすら
まっすぐです。お車の方は、新田の交差点から 
来た場合は、画廊の斜め手前に駐車場が    
ございますのでご利用ください。       



今回は「羅介」(らかい)としての、絵付けの作品だけですが、
切り絵作家・山本高史としての叔父の切り絵作品のような建物。



この写真の作品は、伯母の家にて撮影しました。





叔父との(初めての)二人点!なのですが、
堤側庵ギャラリーは大きな展示室と小さな 
(といっても、十分大きい)展示室があり、 
叔父の作品は大きな展示室に、私の作品は 
小さい方の展示室に、と分けて飾りました。
すっからかんだった空間が、あっという間に
絵付けの作品で埋められていくさまは凄い。
毎年のように、叔父は堤側庵ギャラリーで 
展覧会を開いているそうで、展示されて  
いる器の中にも、売約済みというか、前年に
発注を受けて描いたものなどもありました。
私もどれか、欲しいなと思ってるのだけど、
ズキュン、と来たのがもうすでに予約済み、
なんてこともありえるなあ・・・。    



私の展示室はこんな感じに仕上がりました。最近、設営作業は大抵、
どなたかにアシストしてもらうことが多いのですが、       


今回は大きな壁の設置など助力いただきつつも
実作業は、ほぼ一人で。最、近やってもらって
ばかりだったもので、「あ、まだ出来るんだ」
自信がつきました(笑)。*上の写真は、
での頼もしい人々。その節はありがとう!…
と、余談が長くなりましたが「羅介・辻恵子の
二人展」は23日から始まります!ぜひお越し 
ください!初日は私も在廊いたします。   
↓  



羅介の染付器てん・辻恵子作品展
会期:2018年2月23日(金)〜28日(水)
時間:11時〜18時
会場:堤側庵(ていそくあん)ギャラリー
住所:〒518-0611 三重県名張市新田(しんでん)







明らかに作品点数の多い叔父の方が早く終わって、
続いて私も設営完了。一息つきながら、業務連絡を
して(作品はこの後も数カ所巡回予定らしいので)
そういえば、お願いしたいことがあるのだ、と私。
素朴な可愛らしさがあって好きな大津絵が見たい!
のです、と。叔父は三重で育った人ですが今は、 
滋賀県在住なので、帰りに一泊させて頂きたいな、
と頼んであったのです。そんな話を聞いていた画廊
主の中内中(ひとし)さんが所蔵している大津絵を
見せてくださいました。印刷物じゃない、本物の 
大津絵、初めて見られて感動。西洋人風の絵がある
のは知らなかった。近江商人の話を叔母から聞く。
これもよかったら、と出してくれた浮世絵に更に 
驚く。歌川国芳ったら、え、美術館でガラス越しに
見るようなやつではないですか(と、もう触って 
しまっている状態で知らされる)。渦巻く黒の色の
迫力や、着物の模様、表情、すごいな。設営作業後
の、ご褒美のような感じでした。脳に栄養。   






画廊を後にして、車の中で私たちの先祖も
江戸時代に浮世絵師だったらしい、と聞き
自分の口から出た言葉「じゃ、(私たちが
絵描きになっちゃうの)仕方ないね」に、
少し笑ってしまう。久しぶりに会った叔父
夫妻なのに作業中はお互い真剣に作業して
話もできなかったので、夕食がてら話す。



昨年の秋に50回忌をした、私に似ていたと
いう叔母と、きょうだいのように過ごして
いた叔父から見ても、私と彼女はよく似て
いるそうな。彼女が機嫌の悪い時、良い時
の逸話を聞かせてくれた時に、はっ…(私
と同じだ)と気づいて、もうなんか、私に
なる前が彼女だったのかも、という戯言が
本当のような気がして来て、彼女が生きた
時間の二倍以上生かせてもらってる健康な
身体をくれた親たちと、危ない目に遭って
も生き延びる運をくれた誰かに感謝だ、と
しみじみ。大仕事が一段落してホッとした
こともあるけど、少し涙が出た。    



2017/06/28

画廊ハシゴ / 「分かる」良さと「分からない」良さ







6/28:ふらりと森岡書店での川内倫子さんの
Halo」の出版記念写真展へ。まるで一つの
大きな生き物であるかのように群れをなして
飛ぶ鳥の姿など。※展覧会に関連した写真は
ありません、右は会場近くで撮影したビル。
左は同じく近くの歌舞伎座にて。海老蔵さん
と御子息が演じる役かな。静かに応援。  





下調べをせずに出かけたのだけど銀座に来たらこの画廊は寄って
みようか、という場所が幾つかあり、そのうちの一つメゾン・
エルメスへ入ってみると、アブラハム・クルズヴェイカスさん
という、メキシコの方の作品が見られました。開催地の素材で
作品を作るのが彼の流儀らしく壁に長野の銘菓「雷鳥の里」の
雷鳥が貼ってあったり、新聞で作られたインスタレーション 
作品なども。私自身も新聞紙の活字を素材に切り絵を作る事が
あるので、例えばタイ語とか そういう、私が理解できない 
外国語の新聞を切るときに、 もしかしてその言葉を理解する
人たちにとって可笑しな作品にならないかしら?と心配になる
ので、その逆:ああ、日本語の新聞紙、こういう風に使われる
と、見る側はこういう感じなのか(うまく言い表せないけど)
…と、リサーチ脳になっていました。笑。とかく、日本は外国
から来たものをありがたがる風潮があるから、「わからない」
言語などのもの:例えばブランド名がどーん!と入った服も、
普通にある。「その言語圏」の人には読めるわけで…それって
オシャレなの?と私はいつも「???」となってしまうけど、
例えばアメリカに進出した日本のミュージシャンなどは歌詞を
ちゃんと英語にしないと「わからない」から売れない、という
定説(を宇多田ヒカルさんの「Fantôme」は打ち破ったけど)
がある。「わかる」良さと「わからない」良さについての  
考察をしていました。わからないでしょ、だからアートなの、
というのはあまり好きじゃないけど、わかりやすすぎても、 
それはアートなのか、と思うし難しい。下は新聞紙の作品も 
写っている、「もみじ市」のウェブコマーシャル。     
*映像:ネル・ラボ                   







帰り道、今やなかなかお見かけしない
銀座紳士に遭遇、思わず写真を撮る。
隣町の有楽町なので有楽町紳士と呼ぶ
べきか。私のおじいさんが若い頃の 
銀座といったらお洒落をして、少し 
気取って歩く大人の街っていう印象 
だったけど、今はもっと観光地的に 
なって来た。日々変わるのが都市だ。




マクドナルドやスターバックスは、
定着しちゃった感があるけど、 
久しぶりに「渡来して来たもの」
って感じがあるハンバーガー店
珍しく行列ができておらず小腹が
空いたタイミングで通りかかった
ので、えいや、と入り、ほのかに
異国情緒を感じつつ、パクパク。
外から来たもと土着のもの、理解
できない良さとできる良さ等に 
ついて考える日でした。    



2016/06/30

銀座で打合せ/インド舞踊と歌舞伎の共通点/学友の個展 @ たくみ





午前中、銀座で打合せ。初めて伺った会社は、そうそうたる
デザイナーが居た会社と、広告業だったから聞いていて、
わくわくした。打合せのあと、もしかしたらン十年ぶりと 
いうくらい久しぶりに、インド料理のお店・ナイルへ。  
スープも頼むと、カトラリーをこんなふうに素敵に置いて 
くださった。こういうところに、何か「出る」よね。なんと
いうか、細やかさや、気配りだとか美学のようなものが。 




料理がサーブされるまで、席の近くにあったインド関連の
書籍を熱心に見ていたら、インド人の店員さんが「インド
いったことありますか」と。普通の日本の?東京の?店で
そういう会話、あまり無い。「ないです」で終わりだった
けれど。踊りの本を見ていて、インド舞踊と歌舞伎の、 
似ているとも思わなかった二つの踊りの共通点に気づく。
喉仏、筋肉。これはきっと男性が女性の格好で踊ってるの
ではないかしら?という写真があり、これは歌舞伎と同じ
だな(女形のようなものだな)と思ったのと、それから、
腰をおとして、床に平たく、力強く、どん!と足をつく 
ところも、それから、先日切り絵で作ったばかりの、  

 

「見得を切る」ようなポーズや、目をむいて
白目を際立たせるような目の表情も。 






ちょうど銀座で打合せがあった日、そういえば
文化学院の学友の個展が開催中かもしれない、
と、銀座たくみに立ち寄ってみる。よかった!
まだやってた!(というか、この日が最終日で
あった。ぎりぎりセーフ)。作家活動を始めて
かなり早い時期に、岡本ゆうさんとは三人展を
開催しましたっけ。            


2003年、「秋には」。この案内状の題字や、
手書き文字も、岡本さんによるものです。 




学友が宍道湖のほとりの窯元で修行しているときに、
遊びにいったことがある。その時にお会いした師匠の
陶芸家の方、美術館にあってもおかしくないような 
バーナード・リーチなど)作品など見せてくださり、
とても贅沢な時間だった。あの時が、お会いできた 
最初で最後だったと知る。上の写真は友人の作だけど
店内にはその方の作品もあり、ヒトとして、もう会え
ないのだけれど、作品からその人を感じ取ることが 
できて不思議な感覚だった。ものを作る人というのは
その人がいなくなっても、気配を残すようなところが
ある。音楽家、作曲家などは生き続ける感が強い。 




今回は友人の作品を手に入れず、かわりに染のショールを
手に入れました。先日の奈良での個展のときに、親戚から
お祝いを頂いて、「なんとなく」使ってしまうのではなく
何か長く使えるもの、記念になるものを…と、けっこう 
長い間、お祝い袋にいれたまま持ち歩いていたのですが、
やっと「これだ!」に出会えました。ずっと前に韓国に 
お嫁にいった友人からもらったポシャギの巾着にいれて、
この夏もちあるこう!と、楽しみです。薄い、青い布。 







2016/06/09

制作デー:見得を切る/「座」のなかに「人」「人」



 

 今日は主に制作。「見得を切る」ってどういうことだろう?
と、鉛筆で描いてから切ってみたりしたけれど、結局下描き
なしで何度も切ってみて、「これだー!」というのが、少し
分かった気がして嬉しかった。             





文字づくりでは、毎度のようにゲシュタルト崩壊。
「座」という文字の中には「人」「人」がいるんだ!
と、外国人が初めて漢字を見るときのような驚き。





おやつに、先日の奈良への旅(出張)の
ときに京都駅で手に入れたラムネ味の 
八つ橋と、奈良の(かき氷を食べた店)
樫舎の和三盆を頂きました。クリオネの
ような盛り付けで。         



2015/03/03

ひな祭りに桜餅と、うしお汁。切り抜きの整理。






ひな祭りなので、お八つに桜餅を食べる。蓮茶を添えて。 
西は道明寺で、東はこう、クレープで巻いたみたいな奴  
なのが面白いですね、細長いニッポン。スーパーで買った 
道明寺は少し大きかった。パンクっぽいペンギン的な髪型。




夕食には、ちらし寿司と、うしお汁。うしお汁を作るの楽しかった。
出汁に貝を少しづつ入れたので、パカッ!と貝が開くのにも時間差が
あって、あと3人!がんばれ!もうすこし!と応援してみたりして。
何より昆布と貝と塩醤油だけで料理になるのがすごい。*三つ葉ナシ




食後、新聞や雜誌を切り抜いたのを整理する。節操ないような、かすかに響き合う
ような感じが面白い、スクラップブック。切り抜くだけでも選んでるし、どれを 
どこに貼るのか、面積、色、被写体。編集作業のような、デザインのような感じ、
もうこれはいらない、とか。自分の選択、感覚、感性を可視化するかんじもある。





東京・経堂にあったロバロバカフェのチラシも出てきた。       
「ROBA ROBA NEWS」と書かれた下に「とくにありません。」と空白!
ふふふ。いのまたさんらしいや。ちなみに、ロバロバカフェの店主は今、
山口県の俵山でロバの本屋をやってます。