2016/04/13

スタジオで最終調整、最終電車で帰宅の日





情報公開になってから、後日これを書いているのですが、
最終チェックの日でした。              





まずは音を調整する部屋へ。私は普段、絵の仕事をしているので、
見たこともない機材、たとえば畳1畳くらいの面積のボタン、  
調整つまみなど、壮観でした。この写真は、よくナレーションを 
録音するときの映像で見る景色。卓球のラケットに似てるなー、 
と阿呆なことを思いながら、パシャリ。試写をする前の雑談で  
音響さんのお子さんが、今回の宇多田ヒカルさんの活動再開の報道
をみて興味を持って、彼女の初期の作品を熱心に聴いているんだ、
という話をきかせてくださいました。すてきだなあ、と、その話を
聞いた翌日、ネットで読んだこの記事にも、それと通じる話があっ
て、驚いたり、なるほど!と思う。「1998年の宇多田ヒカル」の 
著者、宇野維正さんの記事です。    ↓          


1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)

この記事で興味深かったのは、中古CD店で 
(ヒットした故に)宇多田さんのシングル集の
買取が多かった、それゆえに巡り巡って… 
というような話だとか、今回の(光栄な事に
ミュージック・ビデオの絵を制作した)新曲
などは、いままで・初期の彼女の歌が英語が
入っているのに比べ、日本語だけで歌われて
いることなど。この曲を聴いて、歌詞を吟味
し、文学的!と思ったのです。余談だけれど
この本の題名にある「1998」は、私にとって
転機の年でもありました。初個展、いわば 
デビューというか、はじまりの年。しらべて
みたら、宇多田さんもデビュー同じ年!なの
ですね(→ 参照)。「同期」かあ・・。  




話をもどすと、音響の部屋から、音響のチェック後、
映像編集の部屋に移動。右に写るはミュージック・ 
ビデオ(や「とと姉ちゃん」オープニング映像、  
ベネッセのお仕事でもご一緒している)映像作家の 
小川純子さんです。左側の画面に写っているのは、 


先日制作風景をブログでご紹介していた、この絵です。
これ以外は、厚紙を裂いて色付けした紙を素材にして 
いるのですが、この町並みだけは新聞紙で作りました。
同じく、自分で加工(裂いて、色付け)した紙を使った
絵本「かげはどこ」でも、普段切り絵を制作するときに
大好きな素材で多様している新聞紙を、お母さんの服や
買い物カゴに、こっそり(?)使っていたりして、  
そういう、ちょっとした遊び心で。遊び心、といえば、
宇多田ヒカルさんのミュージック・ビデオということで
3つ、彼女の愛称・Hikkiの「H」が建物の中に隠れて 
います(笑)探してみてくださいね。宇多田さんの  
スタッフKJさんも「えっ!本当?」と言うくらい、  
一瞬しか写らないのですけれど。          




最終調整を終えて、あちこちの媒体(テレビ局など)に
送るための媒体(DVDだとか)に焼く業者さんに送る 
準備。こういう画面、がCMの仕事をしていたので家で
ビデオテープで何度も観たことがあるよ、懐かしい!と
映像監督の小川純子さんと雑談する。いままで、収録を
されて帰るだけ、とか、そういう形では映像に出た事は
あるけれど、こんなふうに深く、長い期間(TV「とと姉
ちゃん」ふくめ)仕事として関わったのは初めてで、 
改めて「父さん頑張ってくれてたんだな」としみじみ。
広告業というと華やか(チャラチャラ?)な印象もある
かもしれないけれど、秒数、構図、色味、配役などなど
方方に神経を研ぎ澄ませ、でもその努力は意識されない
のがよし、という仕事。デザインなんかも同じですね。
「ああ、頑張ってるなー」と感じさせない、細かな作業。




仕事帰りに通ったロビーには「とと姉ちゃん」のポスターも
掲示いただいておりました。ポスター近くで打合せ中だった
ので、写真がアレですみません、が!アオイスタジオの皆様
どうもありがとうございます。仕事前に軽く食べたのだけど
反省会的に、仕事仲間と居酒屋へ。すると、監督の純子さん
の知り合いが(私達が案内されたのの隣の席に)いらして、
純子さん、引きが強いねえ!私と初めて会った時も、何か 
すごい偶然が重なっていたものね、という話などする。  

2005年、さいたま市・温々(ぬくぬく)での個展のときに、
私が画廊に向かうと、知り合いに「見に行くといい」と  
薦められて見にいらしてくださっていた純子さん、もう車を
出そうとしていたのに、同行していた方が「きっとあれは 
辻恵子さんだよ」と見つけて(なんで分かった?というのも
不思議なんだけど、赤い服かなにか雰囲気で分かったそう)
画廊にもどり、話しかけてくださったのが最初で、すぐに 
ベネッセのお仕事を依頼され、ぜひぜひー、と名刺交換を 
すると当時、ご近所さんだった、とか、約束もしてないのに
ばったり出会ったり、というような偶然が多数ありの方。 

なんて話をしながら美味しいものを頂いて、皆より少し  
早くおいとまして、駅へ。「終電間に合った!」→ ん? 
最終電車のアナウンスは反対方向だったかあ、と地下鉄に 
乗り込むも、わ!これ、逆方向!と慌てて次の駅で降り、 
先述の最終電車で無事に帰宅。あれこれ、間一髪、ある意味
(勘違いは単にドジながら)ラッキーに事が運んだ日でした。







後日追記:完成したミュージックビデオです

HASAMI BOOKS5の構想・「女性自身」発売日・上野へ






なかなかアレコレとあるけれど、六月の(もうすぐだ!)奈良での個展のことも
考え始めてる。まだ出せるかどうかわからない・自費出版画集第五弾の   
アイデアは、百円ショップで手に入れたコレで試作してみるつもり。     





今日は女性自身」の見本誌がとどきました。連続テレビ小説
「とと姉ちゃん」オープニング映像の絵の制作者として、 
見開き2ページのインタビュー記事が掲載されました!  
丁寧に記事づくりをしてくださった記者の川村さんに感謝。
是非ごらんください。週刊誌なので当たり前ですが、店頭に
並ぶのは一週間だけ!です。お買い逃しなく。また、書店に
お出かけの際は「とと姉ちゃん」のドラマガイドも是非。 





こちらには、オープニング映像の監督・映像作家の小川純子さんと
わたくし辻恵子の対談記事が掲載されています。





「女性自身」のお知らせなどを済ませて、午後に少し外出。
単管バリケードといのですね、これのパンダ版って初めて
見ました。さすが上野。               




お腹がすいて、カレー屋に入る。おされカフェで一息、も
いいけど、カウンター席と幾つかテーブル席があるだけの
この店、すきなのです。裏返しに置かれた伝票が水に濡れ
裏側が透けて見えてて、森本千絵さんの代表作の1つ?の
ミスチルの新聞広告を思い出したりしてました。タウン誌
うえの」は、ここにたら頂いて帰るのが楽しみな冊子。
篠田桃紅さん(美術家で、現103歳)連載「こんなにも
年をとると未来が無いから過去の事ばかり思いだします」
という一節が印象に残る。南伸坊さんの「若冲はなんで 
こんなに人気があるだろう?」という随筆は、世界の 
絵描きの同時代人が誰かという時代背景の話や、殿様に 
雇われた画家と、そうではない、たとえば若冲のような 
画家はちがう、という話などなど。ふむふむ。軽妙で、 
分かりやすくて、流石。               



南伸坊さんといえば、2004年の個展のときに雑誌
「BRIO」で、私の絵について書いてくださいました。
内容は「古本を探してください」というしかないの
ですが、数ある展覧会から取り上げてくだっさって
嬉しかったなあ、と思い出します。       











2016/04/12

雑誌「女性自身」に「とと姉ちゃん」OPの絵描きとして取材記事






まさか(芸能人でもないのに)載ることはないだろうなあと
思っていた雑誌「女性自身」に、朝ドラ「とと姉ちゃん」
オープニング映像の絵の制作者として、見開き2ページの 
インタビュー記事が掲載されました!是非ごらんください。




4/12発売の号、白黒ページです。とても丁寧に記事づくり
をしてくださいました。週刊誌なので、4/17、18くらい
まで店頭にある号です。店頭にある期間が短いので、 
お買い逃しございませんように!書店にお出かけの際は
同番組のドラマガイドも一緒に、ぜひお求めください。
こちらには、オープニング映像の監督(映像作家)の 
小川純子さんと私の対談が載っています。      

女性自身 2016年 4/26 号 [雑誌]



紅雲町珈琲屋こよみの手ぬぐいや、「&」のことなども
ご紹介いただいております!            

(取材を受けた日の日記的なブログは→ こちら)。







2016/04/11

「とと」2週目・月曜日のクレジット/朝の制作/絵をお届けx2







「とと姉ちゃん」、今朝はオープニング映像がフルバージョン、出演者 
以外のスタッフの一部も紹介される日でした。オープニング映像の  
監督(企画・演出)の小川純子さんと、共同で演出も手がけた、   
アニメーターの小中志展さんのお名前は交互に紹介されます。    
二週目の月曜、今日は小中さんのお名前・初登場デーでした。    
おめでとう!沢山の方々が関わっている番組なので、私達のチームの 
主要メンバー(4名)の中にも、クレジットに登場していない方がいる
ので私のブログで自主的にお伝えしておくと、台所や青い布、空など 
印象的な写真を撮ったのは、写真家の大沼ショージさんです!他にも、
映像会社「」ほか沢山の方々が関わってくださっています、感謝! 



別件で、オープニング映像のチームの
略歴が必要になったので、小中さんの略歴を
頂き、ここでの紹介も承諾していただきました。

**************************
小中 志展(こなか しのぶ)キャラクターデザイナー、 
アニメーション作家。ベネッセ・こどもちゃれんじシリーズの
キャラクターデザイン、アニメーションコーナーを多数担当。
またTVCMおよびwebムービー用の様々なグラフィック
デザインやアニメーションを手がけている。
******************

しのぶ、と男性女性どちらでも
いけそうな御名前ですが、
男性です。反して
ショージさんは
女性です。





朝いちばんの制作は、ハルカゼ舎)の日めくりにハサミを
入れて、ちっちゃい切り絵を制作。今日から、伊集院光さんの
ラジオ番組「伊集院光とらじおと」が始まってうれしいなー。
目と手を使ってパソコンしごとや何かをしていても、興味深い
話が耳から聞こえてくるのは至福の時だ。         



そして、昼前に外出、昨晩制作した絵(フリーペーパー
「&」の夏号表紙の絵)を、馬喰町(ばくろちょう)の
リドルデザインバンクにお届けする。しばし、ドラマ
ことについてなど、立ち話。事務所に併設された雑貨店
マルクトも楽しいのです、今度又ゆっくり見たいなあ、
と、目的のものを手に入れて、移動。東東京エリアから
西へ、西へと移動。なかなかタイミングが合わずに、 
お久しぶりの友人とも連絡がついて、ちらっとでも  
会えそうだ、わくわく、うとうと、電車に揺られて… 


先述の(日めくり作品の、日めくりを作っている文具店)
ハルカゼ舎、到着、もう一つの、出来たてほやほやの絵を
お届けしました。先日同店に伺ったときよりも、ばーん!



…と、「とと姉ちゃん」の葉書や、ハルカゼ舎の日めくりで
作った作品の画集「日めくりの日々」の紹介をして下さって
いて、とっても有り難い。支えられているなあ、ありがとう
ございます。ついさっきまで、遠方からいらしていたお客様
に、辻さんの絵のことをお話したら感動していらしたよ、と
教えてくださいました。店主の間瀬さんは画集「日めくりの
日々」の後書きを書いている方でもあります、ちなみに。 
そして同じ通りのcafe+gallery芝生)に移動すると…。



こちらでも、じゃーん!と特設コーナーを作って下さって
いました。絵本や画集、絵葉書など、通販も可能ですので
是非ご利用くださいね。→ こちらです。      





東京の桜の次期はそろそろおしまい、食べそびれていた
桜餅と道明寺を、「&」の春号の原画の脇に添えて、 
ぱしゃり。しっとりお上品な桜色と、春の香りでした。










2016/04/10

クリムト的わたくし、バラのつぼみ、制作ふたつ






先日の取材に持って行こうと出力したらインク切れでクリムトの
絵みたいに体が模様になった記事。毎日新聞、2005年あたり。 

「とと姉ちゃん」のこと、みたよー、と葉書やメールや電話や、  
頂いているのですが、今日は、NHKのアナウンサーだった   
女性からお電話を頂きました。率直に伝えてくださる方で、  
誤解を恐れずいえば何でもかんでも褒める方ではないのですが、
絶賛してくださって、ありがたかった。ああ、同類、とも思う。
数年前、合同展「ビバプリントゴッコ展」に参加を打診された
に、私なんかよりも父のプリントゴッコ作品は凄いんですよ、 
と世間話的にお伝えすると、普段、辻さんはそんなに(本当に 
いいと思わなければ)褒めないのに(しかも身内を)褒めている
んだからきっと凄いにちがいない!と、父まで展覧会に誘って 
頂いたこと、微笑ましく思い出していました。        


*



あと、「とと姉ちゃん」ファンの方が、私の絵についての記事を
書いてくださったようです。→ こちら 。何とか「すぎる」 
って、自分には使われることがないだろうと思っていましたが、
「職人すぎる」だそうです。笑。いや、興味を持っていただいて 
ありがとうございます。新鮮です。上の、パニヨロのPVも引用 
されています。4/12には「とと姉ちゃん」関連で「女性自身」に 
載ります。こちらはインタビュー記事です。とても丁寧に   
私の作品について記事にしてくださいました。ご覧下さいね。 




今日は一日家にいて、あれこれパソコン作業やら。午後から
制作、よし!やるぞー、と机周りを整理していると、急いで
送らねばならない書類だすのを忘れていたてことに気づいて
あわててプチ外出、ポストに入れて直帰する。ふと見ると、
バラの蕾が膨らんでました。「桜の次は私よ」だそうです。
←(代弁)。ツツジも、咲いてきています。東京。    



                    \なんか、新しいの、きたー/

五月女寛さんの陶のかけらですよ。昨日手に
入れたものを、植木鉢にあしらいました。 




あれこれ、やることが複数あって、どれから制作 
しようか、悩ましい。精神衛生上、できるならば 
先に依頼されたほうから一つ一つ作ってきたいな、
と。こちらから作って、夕食をとり、そして、もう
一つの(〆切はこちらのほうが早い)案件のラフを
作って送った日。先につくったほうは、今配布中の
号が、「とと姉ちゃん」のオープニング映像での 
主人公のポーズに通じるものがあるので、ああ、 
そうだ、今回は貼り絵で作った「あれ」と通じ合う
世界観のにしよう、と思いついてしまって、近日 
公開の別作品と、重ねて、切り絵で作りました。 
同じモチーフを貼り絵で作るのと、切り絵で作るの
同じでしょうか、それとも?…どうぞお楽しみに。