2018/10/08

個展「20」の最終日:沢山のお出かけ有難うございました!






後日ブログ更新していますが、個展「20」の最終日の10/8の様子です。
ちょっと遅れて会場に着くと、お世話になっているデザイナーさんの 
一家がいらしていて、しばしおしゃべり。洋服の色もさすが(デザイン
の仕事の人だなあ、偶然らしいけど赤と青が効いていて)、素敵。  


小さな作品も多いので、会場には虫眼鏡をおいてあり、まじまじと  
みてくださる方も多々いらっしゃいました。            





…あっ!(シャッターチャンス!)(ピンボケしたけど)



NHk連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の冒頭映像
その主題歌で宇多田ヒカルさんの「花束を君に」
ミュージックビデオの映像作家の小川純子さんも 
いらしてくださいました。彼女とは2005年に初めて
お会いした直後から(何度か)ベネッセの仕事で 
ご一緒しているのですが、小川さんが監督で、  
小中志展さんがアニメーターで、絵が私、という 
「とと姉ちゃん」「花束を君に」と同じチームなの
でした。割と古い仲。*「とと姉ちゃん」では、 
写真家の大沼ショージさんが加わります、中心 
メンバーとして、なのでそのほかにも映像会社の
技術者など、多くの方が携わっていますが。  





「とと姉ちゃん」OPや「花束を君に」MVにも出てくる
青い服の少女の原画と純子さん。彼女のストーリー・
絵コンテに私が絵をつけているので、お母さんぽくも
あります。絵を作ったのは私だけれども。MVを作る
ときに、今回は宇多田さんと、アーティスト・辻恵子
の作品?(…あー、なんて言ってたかなあ、すぐに 
書き留めておかないと忘れる記憶力が残念)というか
私の絵を理解した上で奔放にやって、という感じで 
任せてくれたのが嬉しかった。彼女の物語作り・映像
作りも素晴らしく、下に少し見えている赤い人魚は、
「花束を君に」のMVにだけ出てくるキャラクターなの
ですが、最初は人間の姿なのが、人魚の姿になり海に
戻っていく。後で、はっ!人魚といえば船乗りたちを
惑わせて座礁させてしまうほどの美しい歌声じゃん、
そして、「ここ」ではない別の世界に還って行って 
しまう、というところが宇多田さんの母君の藤圭子 
さん(余談ですが私と一文字しか違わないお名前…)
と重なって、ゾワっとするほどでした。      





こちらがそのミュージック・ビデオです。





そのしばらく後に、宇多田さんがデビューした当時から変わっていない
スタッフの一人で、プロモーターの梶さんが!いらしてくれました。 
個展の初日に、宇多田ヒカルさんのスタッフ一同様からお花を    
いただいてわー(光栄!)と思っていたら、再会できて嬉しい!   
いただいたお花の中に淡い紫のバラがあり、それはドライフラワーに 
するつもり(漫画「ガラスの仮面」に出てくる、応援してくれる人・
"紫のバラの人"を思い出しつつ)。               





絵本作家の、どいかやさんとも久しぶりの再会。
個展準備中は人と会わずに絵と向き合う日々に 
なりがちだけど、いったん会期が始まると、  
嬉しい再会(や、初めまして)も多いのです。 



上の写真は、以前ブログに書いたときの
どいかやさんの著書「ひまなこなべ」 
ですが、たまたま、どいさんがお帰りに
なった後に、この本を貸した別の友人が
「ひまなこなべ」などの貸した本を持って
来てくれる不思議な偶然がありました。





会場の庭に落ちている姫林檎の実や

葉っぱがアレンジされてるの、  
素敵でした。三彩さん(企画者)が
飾ってくれたのかな??     









ちょっと混雑が落ち着いたので座って、頂き物の
うさぎまんじゅう(阿佐ヶ谷うさぎやのは丸いが
上野のうさぎやのは細長いのね)をお茶と共に。
私は頭から、友人はお尻から食べた。     





高校の頃からの友人が、20年前(なので今回の
個展が「20」なのですが)の、私の初個展の 
会場での私の写真を持って来てくれました。 
わー、やっぱり素敵な建物だなあ。パリみたい
だ、パリ、行ったことないけど!と笑う。  



 

パリコレにも出していたりするツモリチサトさんの

展覧会が21_21のギャラリー3(前、カフェだった
とこ)で始まったそうで、関わりのある方から、 
チラシや「こ、これは!(可愛くて食べられない!
って部類のやつだ!)」なアイシングクッキーなど
頂きました。個展終わったら見にいこっと。   






最終日らしい賑わい、人口密度を

下げるべく、作家は外に避難。 






写真家のキッチンミノルさんたちも
いらしてくれました!このポーズは
私がリクエストしました。笑。  




SHARED TOKYOのグッズはTシャツ、
ドリンクボトル、トートバッグ(は  
一つづつだけ入荷してたのですが)、
手ぬぐいも完売。絵葉書は少しあり 
ましたが、すっからかんになった  
白い壁(シリーズを展示してたとこ)
ちょっと清々しい感じでした。   
*完売!なんて、滅多にないので。笑



最終日のこの日にも「ああ、いい人の手元に渡って
嬉しい」と思ったことが。この個展の企画者の  
駒ヶ嶺三彩さんと私が出会った場所のオーナー(は
すでに故人なのですが)の誕生日だあ!と、彼女の
ご子息が、この絵を手に入れてくれたこと。この、
ハルカゼ舎の日めくりカレンダーを切り絵にした 
シリーズの作品は、365日x数年分の名からランダム
に作ったのにもかかわらず、まさか自分でも、あの
方の誕生日を選んでいたとは、と驚きもあり。  
ああ、まだ見守っていてくれてる感じがする、と 
じんわり思う。行き帰りも、お通夜に行った寺の 
前を通ったから、なおさら。そんなこんなして  
いるうちに、早じまいの最終日、17時になって  
カラスと一緒に帰りましょ〜♪ のメロディが   
どこかから聞こえて(会期中気づかなかったのに 
その日だけハッキリ聞こえた・気づいた)、   
撤収作業。                  
  



学生時代に、うちのバラをおすそ分けした
ロッテンマイヤーさん(?)が、挿し木を
して増やして、蕾を持って来てくれたバラ
車に乗せて帰りました。そういえば、この
ハイヒールだって、先述の故人(お世話に
なった人)の画廊で個展をするときに  
買ったやつじゃん、と3年前の事を想う。




作品運搬を兼ねて、三彩さんの車で行き帰り
できたの、本当助かりました。会期中も  
いろいろ、ありがとうございました。   





家に戻って、いただいたフラワーアレンジメントを
整理して活けかえたら、日常の風景がやたらと  
華やかになって面白かったです。マリアカラス  
(という、オランダで買って来たカラスのパペット)
などを寝転がらせ、花見をしている風にしてパチリ。



後で気づいたのですが、この日のハルカゼ舎の
日めくりカレンダーの言葉が予言ぽかった。 

「ゴールのテープを切る日」。        

実は初個展から20年目の年、と言いつつ、  
厳密には初個展は1998年11月だったので、  
これから!でもあります。          

次回個展は未定ですが、10月末に3331アーツ 
千代田で開催される合同展に、(この個展でも
展示した作品を出すのですけども)1点、出品
予定です。詳細はまたお知らせしますね。  

沢山のお出かけ、どうも有難うございました!





初めて個展を開いてから20年、長い道のりを歩いてこられたようにも、
絵描きとしてはハタチだと思えば、まだまだ先が長いようにも思う秋。
紙で遊んでた初心に戻るような気持ちで、小さな展覧会を開きます。

辻恵子( http://www.tsujikeiko.com )個展「20」

会期:2018年10月2日(火)〜8日(月祝)
会場:CONTEXT-S 阿佐ヶ谷
*JR阿佐ヶ谷駅南口から徒歩5分 
企画:ing  (駒ヶ嶺三彩さんキュレーション週)
住所:〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1-47-4
電話:03-3317-6206
交通:JR阿佐ヶ谷駅から徒歩5分

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