2019/09/10

どらやき食べつつ映画「あん」を観る




9/10:Nさんから、お野菜と一緒に、東十条の黒松本舗草(知らなかったんだけど
調べてみたら「東京三大どら焼き」の一つらしい、うさぎやは知ってた、あとは
亀十と、ここ?諸説あり??)の美味しいどら焼きを頂きました。あんこものと
いえば、なんとなく渋いお茶とかだと思うのに牛乳を欲するのはこのパンケーキ
状の部分のせいなのかしら?どうなんでしょうね。たまたま、この頂き物をした
頃に(後日書いてます、いつものことながら)、テレビで映画「あん」をやって
いました。樹木希林さん演じる謎の老女が、永瀬正敏さん演じる どら焼やで小豆
から「あん」を炊き始めるというお話で、「あん」を観ながら美味しい どら焼を
食べられるなんて!なんというタイムリーさ!と嬉しくなりました。この映画は
河瀬直美監督作品。和菓子が上達して売れてよかったね、みたいな話かと思って
いたら、ネタバレになってしまうので読みたくない方は読まないでくださいね:
(一応グレーの文字にしておこう)




らい病、ハンセン病という、差別を受けて、隔離されていた人々のことも描かれ
ていてハッとしました。この世にいないかのように扱われること、「普通の」 
社会から、はじき出されたように感じる体験、自分で囲いを作って、囲われて 
出られないと思ってしまうこととかにシンパシーを感じてしまって、ちょっと
泣きそうになりました。最後の樹木希林さん演じる役の台詞は、作品づくりで
大切にしてること(自然や、素材の声を聴くとか、自分のちっぽけさに引け目を
感じることはない事とか)に通じて、すごく心に刺さって、外出先で思い出して
うるうるしそうになるほどでした。序盤観られなくて残念だな。DVDかおかな。




後日、銀座の裏通り(樹木希林さんが出ている「日日是好日」観たとこ)に、 
「"樹木希林"を生きる」のポスターが。「あん」、すごくよかったっす!と心の中で
念じました。「あら、そーお、ありがと」とか言ってそうな希林さんでした。 

余談:一周忌で特番が組まれるなか、娘の内田也哉子さんが取材されて話をして
らっしゃる映像をよく見かけるたびに、朝ドラ「とと姉ちゃん」の冒頭映像や、
宇多田ヒカルさんのミュージックビデオ「花束を君に」(どちらも私が絵を制作
したチーム)を演出(監督)した映像作家の小川純子さんの声質とか喋り方に 
通じるものを感じて、少し懐かしい気持ちになります。たおやかで、優しそう、
でも強い。芯が通ってる感じも似ているのかも。顔や外見は全然似てないけど。

                               



「"樹木希林"を生きる」予告編。あれ、これ、NHKでやってたやつかな?

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