3/1:三重出張から戻り、間を空けず(ちょっと緊張した)
総会があって翌日、家でゆっくり休もうか?とも思いつつ
ちょっと外の空気を吸ってこよう、と神楽坂に出かける。
アムステルダムの文字が。
クロスステッチの刺繍も可愛らしいくて見入ってしまう。
作られた年を明記しているのを見て、思い出したのはこれ。
4年前に初めて欧州に行った時(オランダ・フランスの作家
との展覧会で)に、フランスのお家には創建した年が、
どーん、と書かれているのです。一つ上の写真のサンプラー
よりも、65歳若いのか、Le Poulailler(画廊の名前)!
鹿!
絵も手仕事なのだけど、布に糸を刺す、というのは
絵よりもさらに、作り手の存在を感じる。かつて
生きていた、200年以上も前の人の手。筆で紙に
描くよりも、布に直接触れて刺すからかな?前に
今森光彦さんが(さんも、私もそう思う)ハサミで
切り絵を作ることに関して、カッターで切るのとは
何かが違うのだと話してらした。手に密着した針が
別の手に持った布に糸を通していく距離、置いて
ある紙にカッターで穴を開けていく(いわゆる)
切り絵の距離感、と、ハサミも紙も手に持って切る
今森さんや私の切り絵の・媒体や道具との距離感、
について考えたりして。*答えはないですが。
具体的に天使や鹿や鳥が刺繍されたものも
可愛らしかったのだけど、特にこの、一見
ただのパターンに見えるものも、よく考え
て見たら全て手で作られているのだ!と
驚く。今なら機械で織ってしまうような、
緻密な模様。いただいた説明によると、
袖口や裾の縁飾りを集めたものをバンド・
サンプラー、絵画的に構成したものを
スポット・サンプラー、アルファベットを
縫い付けたのはアルファベテール、今回、
紹介されていたダーニング・サンプラーは
布に開いた穴を目立たなく繕う時、目立た
ないように布の織り目を刺繍で模したもの
とのこと。なるほど!
もう、なんかクラクラするくらい完璧な
手仕事。機械に甘やかされている現代に
おいて、この技術は眩しかった。一連の
写真を見たオランダの友人も、同様の
サンプラーの写真を送ってくれました。
して、オランダの共に伝えたりとか。
青花は建物自体も素敵で、東京都の
ど真ん中(新宿区)にあるとは
思えない風情でした。ついこないだ
まで出張で行っていた(二人展の
みたいだな、とも、もう建て替えて
しまった祖父や祖母の・古い木造の
家の匂いを思い出したり。
サンプラーの展示は、3月11日まで
やってます。なかなかの見応え。
↓
詳細はこちらでどうぞ:
*
ところで出かける途中で、小鳥が
蜜を吸うために落とした梅の花が
綺麗だったもので、そっと拾って
↓
手帳に挟んで、押し花にして、
↓
まだ生しい感じだったけれどいく先々で差し上げました。
そうしたら、あ、いい香りがする!と教えてくださる方が
いて、嗅いでみると本当だ、春の香りがしました。
帰り道は無計画に、地下鉄に乗って、降りて、一駅歩く。
途中で立ち寄った店に、お世話になった著者の方に似てる
人が!「…あ、別人か!」と一人で納得した直後に、声を
かけられ、自営業な女性同士の茶飲話。ほんの数秒でも
ずれていたら再会できなかったんだな、とタイミングの
良さに驚く。ちょっと寄り道した帰り道、月の出が大きく
見とれました。満月の前の日だったようです。