2014/10/13

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:Rijks・国立美術館へ(その1)






「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)フランスからオランダに戻った翌日、
いよいよRijks・国立美術館へ。ここによると2004年から2013年まで全面改装で
一部公開をのぞいて閉鎖されていたそう。つまり、リニューアルオープンした 
ばかり。アムステルダムでの滞在先のマールチェ宅から美術館までの道順を  
教えてもらうとき(というかお昼ごはんを美術館で食べよう、と言っていた)、
上の写真を撮ったのだけれど(10/13は小雨だった)、そのときも物凄く混んでて
諦めたくらいの人気ぶり。もしかして、いろんな施設が休みの月曜日の、しかも
朝だったら空いていたりして、と色んな人たちの意見を総合するとそういうこと
だったので、狙いをつけてこの日にしたのでした。いざ、いざ。       





余談ですが、美術館の建築家はアムステルダム中央駅と同じ建築家だそう。
まあ、実物をみたら位置関係を体感しているから見分けがつくけれども、 
写真だけ見ているとアレッ、これ駅だっけ美術館だっけ?と思ってしまう。
前の記事で出てきた天使、上・右の写真に写っていますね。       
↓                  


               ↑
                    ちなみに、旅日記の前半で書きました
   アムステルダム中央駅は東京駅に似ています。アムステルダム中央駅を参考に
  東京駅を設計した、という噂も。だから東京人は(そして東京駅に似た・同
   建築家の旧岩手銀行のある盛岡人も?)デジャヴュを起こす街です、アムス。



ともあれ、入館。WELKOM(ようこそ)。




前に来た時にはロビーにうわっ!と人がいた(まあ、たまたま   
子どもたちの一団が可愛かったので写真を撮っただけですけれども、
他のお客さんも多数いた)平日の日中にくらべ…         


おー♡ 素晴らしい! 朝ごはん、たべないで出かけてきてしまった
けれど、ガラガラのうちにまずは一回りしてこよう!と入館。   
広くて、一日じゃ、回りきれない・点数も多くてじっくり見ていたら
一日じゃ足りないよ?と言われていたので。           




この階のこのエリアにどんな作品があります、という館内の案内図も見ず、
まずは宗教美術などがある展示室へ。この時代の木彫の像ってだいすき。 
ガラス越しではなく、生で身近に見られるのが素晴らしい。フラッシュを 
たかなければ、撮影もOKだとか。薄暗かったせいもあるけれど、端末では 
なく、デジカメ取り出してモデルを撮るがごとく(って、そんな経験は  
ございませんが)マリアや聖人をカメラにおさめていく。早足で。だって 
今日しか見る日はなさそうだから。色々みたいから。ごめん、マリア。  



上と右の受胎告知の像は、友人ふたりに似ている気がした。ひとりは 
ほんとうに長い髪かった人だから(今は切ってる)、そっくり。   
左下は別のマリア。ランスの美術館ではマリアの微笑・余裕の母の姿が
印象に残ったけれど、写真に撮ったものを見直すと、こちらで出会った
聖母たちはウェーブのかかった長居い髪の毛が印象的だった。    




そして、どーーん。えええ、なんでこちらにいらっしゃるのですか!と
びっくりしたのは、この(Carlo Crivelliの)、マグダラのマリア。  
大スターが不意に現れたような感じで、ドギマギして他の作品を先に 
見て、また戻ってきて、みたいなことをしていました。この引力よ。 



実物、あちこちから見る。撮る。少し角度がちがうだけでも、ふーん、と高飛車な
女に見えたり、思慮深い淑女に見える不思議。それにしても、こんな遠い国で、 
お会いできて嬉しいです。私、日本から来ました。と自己紹介したい気分。   






ふー、びっくりした。とりあえず朝ごはんを食べよう。脳に糖分いれないと。 
と給油タイム。前にきたときには混んでいて入らなかったカフェに入って、  
朝食セットみたいなのを頼む。クロワッサン、2つも!わー食べきれるかな。  
という心配は不要だった。バターかぐわしく、あたたかくてフワフワ。ペロリ。




カフェインもいれとこう。ゴクリ。「チェック・プリーズ(お会計おねがい)」
と言ったものの、レジスターに数字が表示されるいつもの感じではなく口頭で 
早口に数字をいわれたので小銭がわからない。じゃらり、と手のひらに出して 
どのコイン?みたいなことをする。店員の皆さんが外国人なれしているので、 
助かる。さ、美術館探検の続き、いってみよう。旅日記、つづきます)   



この展覧会のための欧州への旅でした:            


PAPIER - 紙」                             
作家: Maartje JaquetJudith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                       
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    




0 件のコメント:

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...