2014/10/14

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:ユトレヒトの店先にハーティの本






ジャケット)さんといっしょに、オランダ・ユトレヒトの町を歩いていたら、書店・
Kinderboekwinkel Kakelbontのショーウィンドウに、彼女の絵本を発見しました。


偶然みつけたので、なんだか興奮する。しかも彼女の拠点の
アムステルダムでなくユトレヒトで。



Hiep hiep Haas! / druk 1

欧州旅日記最初の方、原画展を見に行った時
私も手に入れた絵本です。偶然、オランダに 
着いた次の日が原画展初日だったっけ。   

* 




お店の中に入ってみると、絵本だけではなくヌイグルミやパペットもたくさん。





かわいいなあ。これは絵本のキャラクターで、Dikkie Dikという名前のようでした。



Elke dag Dikkie Dik: 365 verhaaltjes







んーーー。思わず真剣に選んでしまいました。どっちの顔がいいかしら?なんて見比べていたら、店主?の男性がパペットを手に、そのパペットが喋っているような可愛い口調でハロー、なんていって話しかけてきたので、つい私「あそこにハーティさんの絵本があって驚いたわ、というか彼女があの本の作者なの。あなたサインをもらうべきだよ」なんて口走る。本人はきっと、「私が、私が」って名乗り出ないだろうなあって感じがしたから。






まんまと(??)サインをさせられ(?)るハーティさんです。彼女が書いているあいだに、私は引き続きパペットを選ぶ。笑。



ちなみに、原画展を見に行った時に私がもらったサインはこちら。左のふたつはスタンプ、右は直筆です。 :)     






あっ、この本は日本でも出版されてるなあ。どこかで見た覚えがある。Marit Törnqvistさんという方の本。


だいすき―そんなきもちをつたえてくれることば

っていうか、木坂涼さんも翻訳にかかわっているのか!吃驚。木坂涼さんは、私が初めて絵本のお仕事をした「かげはどこ」の作者(文章を書かれた方)です。もう一人の翻訳者、野坂悦子さんは、この旅でも再会したヒッテ・スペーさんの絵本を含む、多くのオランダ文学を翻訳なさっている方です。わー。





なんと店の奥で、その原画を見ることが出来ました。





いやあ、まさか原画が見られるとは。思ったよりも小さい印象。お店の人に私がオランダ来る前に知ってる(観光名所的な)場所はブルーナハウスだけだったんだ、なんてお恥ずかしい話をする。「私も絵本出してるんです!」とかは言わなかった、気がする。単なる絵本好きの東洋人観光客で、よい。




ハーティさんがサインを書いているあいだに悩みぬいて、ウサギのパペットはやめて、これを選びました。自分用のオランダみやげ。英国のものだったけどよいのです。日本に戻ってから、名前を付けました。マリアです。マリア・カラス。ええ、だじゃれです。(旅日記、つづきます)          
                            




この展覧会のための欧州への旅でした:  


PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                      
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    







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