(「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)Naardenから紀子さんの家に戻ると、
ででーん、とニャンコがベッドの上に鎮座していた。出かける前に家の中に入って
きていた、ご近所の猫。数時間の外出から戻っても、まだ居りました。笑。
お帰りのようです。じゃーねー。
*
オランダ滞在中、二つのお家にお世話になるので、紀子さんのお家での夕食は
今夜が最後。オランダらしい料理を作ってくださいました。日本だと、ザワー
クラウト(こちらではZuurkoolというようです)は、それだけで食べる印象
ですが、マッシュポテトに混ぜたもの。へー。初めての美味しさ。もぐもぐ。
日本でもやってみよう、もぐもぐ。
食後に、appelflap(複数形:appelflappen)。アップルパイなのかな。
あたためてくれて、外側カリッ!として、とても美味しかった。
*
また会うけれど、滞在させていただく最後の夜なので、感謝の気持ちを絵に込めて〜
…じゃないけれど、(ドラマ「裸の大将放浪記」の中の)山下清みたいに絵を贈る。
紀子さんの娘のひとりが、絵を描くことが好きなのだそうで、私はこうやって描くん
だよ、というのを見せる意味合いもあり。素描を手が動くにまかせて描く。
そして、切り絵も。「生きる」は「鎌倉時代のセンス、現代に生きる」と書かれた
チラシから。日本美術とかデザインに興味あるかなーと、お土産を買いに入った
奈良の物産店でもらったもの。
↓
どーん。その上に「MERCY」の文字。後日、オランダ人のイラストレーターと
の名前の意味について話す時、恵子のケイはMERCYとかBLESSED、って意味
だよ、と話していたのとリンクする。
*
絵が上手な紀子さんの娘に、彼女が、私が来る前にGertie(ハーティ)さんの
ワークショップで作ったスタンプを押してもらう。EYEで買ったばかりの、
まっさらなモレスキンの手帳の最初のページに。
*
紀子さんのお家には、ずっと前に作った私の作品がありました。たぶん、
この展覧会の時だったのではないかな。2003年、11年も前。そのぐらい
経つと、もう他の人の作品みたいに「わー、右下のこの人のポーズ、
すごいねえ」なんて言ってしまう。作風含め、ずっと変わっていない
つもりだったけれど、いや、変化している、私。と思う。
ちなみに、その時、紀子さんの娘たちは、こんなに小さかった。
画廊の椅子で遊ぶ姿が可愛かったなあ。
そして先ほどの作品よりも、お姉さん。1999年の貼り絵作品も。こんな額を使って
いたんだー、へえー。とか、私、作り手・母親なのに、ごめん、忘れてたわけじゃ
ないんだけれど、改めて懐かしく思う。遠い国に来たんだね。居るんだね。娘よ。
(旅日記、つづきます)
*
この展覧会のための欧州への旅でした:
「PAPIER - 紙」
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)
会場: Le Poulailler
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)
会場: Le Poulailler
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France
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